It is hoped that well organized electromagnetic monitoring may provide unique observational information on the pre-slips. Atmospheric/ionospheric anomalies still remains unresolved. Post earthquake disaster recovery, communication and damage assessment are also areas where space science and communication technology can quickly make its impact. I am sure radio scientists will definitely be keen to establish the co-relation between the occurrence of earthquake and the electromagnetic disturbances noticed in the specific region.* 関連:The Radio Science Bulletin No 317 (URSI)
6.我が国が注目すべき新しい地球観測手法の研究事例やアイディア
社会利益分野の中で我が国の安全・安心のための政策として最も重要度が高いと考えられるのは、地震対策である。これまで地下や海底に多数の地震計を設置して、いちはやく地震発生を検知するシステムの構築を行っている。従来、地震計などによる現場観測が主体であった地震探知の分野においても、最近は全く異なる方法での観測技術が研究され始めている。
例えば、フランスの電磁波観測衛星(DEMETER/デメター)は2005年6月に打ち上げられ、電磁波異常と地震発生の関係について研究するためのデータを収集している22)。米国では民間会社が打ち上げたQuakesat衛星により地震によると思われる電磁波を検出している。
我が国では2003年より宇宙航空研究開発機構において、1981年に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた太陽観測衛星「ひのとり」〔軌道傾斜角30度:高度600km〕が取得したプラズマパラメータと地震発生との相関解析を行った。このような解析をより多く行うよう、研究を促進すべきであると考える。
特筆すべきは、キルギス共和国で過去20年にわたって行われてきた地殻深部の電気伝導度変動の監視観測である。電気伝導度変化と地震発生に対応が見られるだけでなく、その観測用の大電流(~1キロアンペア)パルスが地震活動を誘起するという結果は、これまでの研究アプローチに再検討を迫るものであろう。Source: 第1回「地殻の能動監視に関する国際ワークショップ」開催報告(地学雑誌 114 4) 659-664 2005)
また先日、ヨーロッパの地震大国イタリアが、宇宙から地震に関する情報を取得するための作業を、ぜひ日本と一緒にやりたいとのことで合意を得ました。災害対策の問題は、各国ともかなり高い関心を持っています。国際協調で対応することが十分可能な分野なので、むしろ喫緊の課題かもしれません。* 参考:LAZIO-SiRad
One of the programs to which the Resurs-DK1 will contribute is the Pamela experiment, part of the Russian-Italian Mission (RIM) - also supported by Germany, Sweden and the United States - that is looking for traces of early days of the Universe.* 参考:High energy particle flux variations as earthquake predictors, International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciences and Geomechanics Abstracts, Volume 32, Number 8, December 1995, pp. 360A-360A(1)
Professor Arkady Galper, the Russian co-director of the project, says research will focus on the dark matter.
"We know that dark matter, or hidden mass, accounts for 30% of the Universe. The other 70% is space vacuum energy, directed against gravity, driving the indefinite expansion of the Universe," Galper said. "The primary aims of the RIM Pamela experiment will be to get a toehold inside the mystery world called dark matter, and to measure the masses of its elementary particles, if there are any."
The Earth observation satellite will also carry equipment for the Arina mission, an attempt to get a better insight into electromagnetic field fluctuations, so far a puzzling phenomenon believed to be a credible precursor of an earthquake.
電離圏電子温度は電離圏のわずかな変化に極めて敏感である。最近筆者らは”ひのとり”で得られた電子温度と地震との関係を詳細に検討し始めた。電子温度は地震発生1週間ほど前から平均値より低くなり始め、地震発生時に最もモデルからのずれが激しく、地震後1週間ほどして元にかえる例がみられた。すべての地震に対して上記のことが見られるわけではなく、現時点では地震と1対1の対応はつけがたいが、地震に伴う電磁現象の研究にDCプローブ(電子温度プローブ)が応用できる可能性がある。(小山 孝一郎)
平成7 年の阪神淡路大震災の直前,兵庫県立西はりま天文台に兵庫医科大学の前田耕一郎助教授(電波天文学)が設置している木星観測用の電波受信装置が地震の前後にかけて天体からのものとは明らか異なる異常電波の波形をキャッチした。20年間も電波観測を行ってきたが全く初めての波形で,極めて限られた地点から放射された珍しい短波で現段階では地震以外の原因が見当たらなかった。記録紙によると1月17日の地震発生40分前の5時頃から約20分間、地震発生後も45分間記録されている。通常なら波形は上下に振れるが,この波形は上方だけに短く振れた特異なものであった。前田氏は電波望遠鏡が設置されている佐用町から南数十km以内の特定の地点からの連続して放射された短波と分析し野島断層が走る淡路島北西からの可能性が高い事が判った。このように電波天文観測設備は,その高感度さゆえに様々な副次的応用が可能なシステムなのである。* 参考:高速電力線搬送通信に関する研究会(第7回)(総務省)
電磁気学的な地震予知は日本をはじめ、ギリシャ、ロシア、中国、アメリカなどで研究が進められています。* 第7章:電磁気学的な地震予知 (564p)
地震が発生する前には岩石破壊現象などによって直前に前兆現象が起こることが考えられ、それをキャッチすることで地震予知による被害軽減を図ろうとすることが目的です。
その電磁気学的な地震予知研究の一例として、ギリシャで地震予知に成功したとされているVAN法があります。VAN法はギリシャの3人の研究者(Varotsos, Alexopoulos, Nomikos)の頭文字から名付けられたものであり、複数の地点で地中を流れる地電流観測を行って、何地点かの地電流変化を検出することで震源位置やマグニチュードを地震発生前に推定し予知を行おうとする方法です。1985年以降からは前兆現象が観測された場合にはギリシャ政府に知らせるようになっています。気象庁地磁気観測所(2002)によれば、「VAN法の予知がどの程度成功しているかについては、成功率(=成功予知数/予知数)・警告率(成功予知数/地震数)等の統計手法、定義によって多少異なりますが、いずれもほぼ 60%程度と報告されている」とのことです。しかし、VAN法自体もまだ研究段階であり、必ずしも現段階では世界的に認められた地震予知方法というわけではありません。また、日本では電車、高圧線などの人工的なノイズが多いため、ノイズ除去のための研究も併せて行われています。
また、1995 年兵庫県南部地震の際は、地震発生直前に地中だけでなく、大気の電磁場の変化による様々な電磁波異常が観測されています。電離層電子密度が地震前に変化し、本当は届くはずのない遠くのFM放送局からの電波が電離層で反射して届いた事例があったことから、こうした電磁波の伝播状況の変化を観測するなどの地震予知研究も行われています。
ただし、以上のような電磁気現象と地震との関連についての詳細なメカニズムは、まだほとんどが解明されていないのが現状です。現在、このような電磁気学的な地震予知研究が気象庁、国土地理院、科学技術研究所及び大学をはじめとする様々な機関で精力的に進められています。
このように、電磁気の学習が地震予知研究に活用されているのです。(堤一憲)
「みんなと逆のことをやれば、だいたい正解である。大多数の人間は間違っている」
(マーヴィン・ミンスキー。金出武雄「素人のように考え、玄人として実行する」より)
「敵の虚を衝けば快進撃できる」(孫子)
地震計はいわゆる地震予知には役に立たないのです。役に立つのは地殻変動の観測です。東海地震の判定会でも今は地震計のデータは一切使っていないのです。政府もみなさんも、日本は地震予知研究をやっていると思ってます。国民の実現してほしい技術のトップクラスに地震予知はきます。けれども、地震予知、直前予測の研究をやっているかというと、実は、誰もやっていないということを誰も知らないのです。東大の地震研に入ってまず言われることは、地震予知をやりたいという人は出てってください、うちは地震予知はやってませんとはっきり言います。* ほそぼそとやってはいるんですが・・・(^^;
驚くべきことは、フランスが人工衛星を打ち上げ、その後もトルコ、それからメキシコ、ウクライナ、ロシアが、地震予知の為の電磁気衛星を打ち上げようとしています。イタリアは、今の国際宇宙ステーションに先月、器械を持ち込んで、有人でも地震予知のための電磁波観測を国際宇宙ステーションからやろうとしています。日本だけはこの分野において何もやってない状況です。
Urged by his teacher, Sharma, and two of his science-minded classmates from Highland Park, N.J., decided to take on a different type of humanitarian effort ? they would create a model for a satellite system that would detect the precursors of an earthquake weeks before its occurrence.* ほぼコレですね(^^;
The group's efforts paid off in prestige and in cash this week. They won the top spot in the senior division at one of the most competitive science competitions for young inventors, the Exploravision Awards, sponsored by Toshiba. The competition drew 4,405 entries.
地球電磁気学の各研究領域における現状認識および問題点の指摘と将来展望を行って重要課題をまとめ、これらの課題を推進するために必要な具体的施策を、太陽地球系科学から宇宙空間研究の3課題および大気圏研究の5課題の合計8課題と、固体地球電磁気学の5課題について述べた。 宇宙空間研究では、(1) 太陽および地球磁気圏の衛星観測と惑星探査の推進、(2) 地上大型設備の新設・拡充、(3) 国際協力の推進の合計3課題、大気圏研究としては、(1) 国内観測のネットワーク化、(2) 極域の大気観測、(3) 赤道大気、(4) 衛星観測と新しい観測技術の開発、(5) 惑星大気観測の5課題を必要な具体的施策とした。また、固体 3地球研究については、(1) 衛星によるグローバル地球磁場観測の実施、(2) 地磁気観測所およびグローバル地球磁場・電場長期観測実施体制の整備、(3) 統合深海掘削計画(IODP)への積極的参加による古地磁気研究の推進、(4) 地球電磁気学的手法による地殻活動監視のための連続観測点の設置、(5) 地震・火山現象を解明するための新しい観測・解析手法の開発の合計5課題が、具体的施策として必要と結論した。* 関連:衛星による地球電磁気観測に関する提言(Nov. 2000)
MOSCOW, May 17 (RIA Novosti) - Russia has no weather satellites in orbit. The Meteor-M spacecraft is to fill up this substantial gap in the satellite group in 2006, says a report by the Russian Space Agency (Roskosmos).
"The completion of the construction, tests and the launch of the Meteor-M weather satellite and a smaller craft Canopus-Vulkan (for detecting man-caused catastrophes and first signs of earthquakes and avalanches) are scheduled for 2006," Roskosmos said.
According to the draft of a new federal space program, allocations to remote Earth sensing will be almost 4 billion rubles in 2006 ($1=27.99 rubles), the document said.
出願人 | 出願family | 日本 | 米国 | 欧州 | ロシア | 中韓台 | その他 | WO |
富士通(株) | 27 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
沖電気工業(株) | 27 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オムロン(株) | 26 | 26 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
アカシ(株) | 24 | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
INST FRANCAIS DU PETROLE (INSF) | 22 | 14 | 3 | 21 | 0 | 7 | 21 | 0 |
鉄道総合技術研究所(財) | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東京ガス(株) | 16 | 16 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
EARTH PHYSICS INST CONS (EART-R) | 16 | 0 | 0 | 0 | 16 | 0 | 0 | 0 |
生方製作所(株) | 16 | 16 | 0 | 5 | 0 | 5 | 5 | 0 |
We accommodate the complete physics introduced by impulsive electromagnetic wave propagation through the conductive Earth, and hence illustrate the importance of solving the full Maxwell's equations when modeling current sources within the Earth's crust. Our calculated spectra agree qualitatively with those reported by Fraser-Smith et al. (1990).* 関連:Jamesina J. Simpson |Antony C. Fraser-Smith
地震を追いかける国際宇宙ステーションの実験* ENEIDEミッションに資金提供してるのは伊国防省とLAZIO地方です (防衛庁と東海三県が出すようなもんか?<ぉぃ)
Lazio-Siradはデータを集める準備ができています。 その装置は国際宇宙ステーションに搭載され、その目的は地震の前に発生すると思われるバン・アレン帯のわずかな変化を捕らえることです。
The International Workshop for Seismo-Electromagnetics (IWSE) conference in Chofu, Japan on March 15-17 attracted over 130 participants from Taiwan, China, Russia, India, Italy, France, Mexico, Austria, Israel, Bulgaria, Ukraine, Greece, USA and Japan. Papers presented at this conference indicate the possible existence of a variety of subtle effects in the Earth and ionosphere, occurring several hours to days before major Earthquakes, which may provide the foundations of desperately needed short-term forecasts.* 関連:2004 Results are now Available. (Quakefinder)
"It's like a weekly magazine horoscope saying you'll have good luck this week because you're the Chinese zodiac sign of the sheep," said Mitsuyuki Hoshiba, deputy director of the agency's Earthquake Prediction Information Division. "Without an explanation of cause and effect, it doesn't amount to science."
[sems : 1338] トルコ衛星計画2010年までに地震予知の理論的な背景が解明され、2020年までに予知が可能になるだろう。 衛星観測と地上観測を組み合わせることが必要である。 地震予知が不可能であるという考えを持つ学者には賛成しない。 国境を超えて地震予知に関して共同研究を行うべきである。
文部科学省の官僚、というのは基本的に、自分自身に責任が及ぶような状況に陥ることを極度に恐れる人種なので、上の応答を読んでも今更驚かないけれど、日本の組織のこのような情けない状況というのは、さかのぼれば太平洋戦争当時の日本軍にもその特徴を見出すことができる。* 関連:本当の指導者(5号館のつぶやき)
なんでもかんでもアメリカ流がいい、などというつもりは毛頭ないけれど、当時のアメリカ軍という組織にあって、日本軍にはなかった、組織文化の特徴を、日本人は戦後60年経っても全く学ぼうとしないように見える、のは、なぜだろうか?