【講演】 中部大学地球ウォッチ・市民安全センターシンポジウム
【動画】 When the Earth Speaks - the Story of Pre-Earthquake Signals Friedemann Freund

 Japanese Activity on Seismo Electromagnetics Publication list (2002-2006) 編集:早川 正士
 電磁気学的手法による短期的地震前兆の観測的研究の現状 [*](地震 59,69-85,2006)
 Preseismic Lithosphere-Atmosphere-Ionosphere Coupling (Eos Vol. 87, No. 40, 2006)
NHESS - Special Issue

 Seismo-tectonic electromagnetic effects, precursory phenomena and seismic hazard
 Editor(s): P. F. Biagi and M. Contadakis
Physics and Chemistry of the Earth, Parts A/B/C Volume 31, Issues 4-9 (2006)

 Recent Progress in Seismo Electromagnetics and Related Phenomena
 Edited by Masashi Hayakawa, Sergey Pulinets, Michel Parrot and Oleg A. Molchanov (IWSE2005特集)

12月26日:Surveying the Earth's Electromagnetic Environment From Space (Eos Vol. 87, No. 52, 2006)

 ParrotとOuzounovによるDEMETERシンポジウムの模様

12月21日:地震電磁気シンポジウム

 時間:午前10時~午後5時
 場所:電気通信大学スカイオフィス(表参道)

12月19日:«Resurs-DK1» - half a year in an orbit (Roskosmos)
Thirdly, on "Resurs-DK1" Russian scientific equipment "Arina" which is called to provide registration of changes of parameters of the top atmosphere with the purpose of revealing of harbingers of earthquakes is established.

12月18日:Google特許サーチが運用スタート、ライト兄弟の「空飛ぶ機械」も検索可能 (Technobahn)

 なにげに検索してみる

12月14~15日:第3回 宇宙環境シンポジウム (JAXA)

 開催案内プログラム[pdf]

12月11~15日:2006 AGU Fall Meeting

 TectonophysicsObservation, Validation, and Theory of Electromagnetic Signals Associated With Earthquakes II

* 関連:鴨川仁 渡航報告書(宇宙科学振興会)

12月11日:地震予知情報 民間で発信へ 九州大・江原教授 地下水位変動との関連研究 NPO設立を視野(西日本)

 福岡沖地震(2005年)の1-20日ほど前に福岡市内の井戸の水位が変化したことに着目し、地震と地下水位との関連を調べている九州大学の研究者が、研究推進と市民への情報提供を目的とした団体の設立準備を進めている。福岡都市圏の地震予知につながる研究を続けながら、地区限定の地震情報配信システムを民間レベルで構築したい考え。市民や企業から賛同者を募り、07年にも立ち上げたいとしている。
 協力を呼び掛けているのは江原幸雄・工学研究院教授(地球熱システム学)。これまでに福岡沖地震の本震と大きな余震の前に、複数の井戸で水位が乱高下する異常があったことが分かっている。江原教授は、地震との関連が指摘される警固断層(福岡市-福岡県筑紫野市)を震源とする地震の予知に活用できるのではないかとみて、周辺の計14カ所の井戸に観測機器を設置。近く、衛星利用測位システム(GPS)を使った地殻変動の観測も始めることにしている。
 江原教授の元には「予知の可能性があるのなら情報を提供してほしい」といった要望が複数寄せられているが、ネックとなっているのが、研究やデータの自動送信などに必要な年間200万-300万円の費用。大学の財政支援は07年度までで、研究が地震予知の可能性を探る基礎段階にあるため、自治体の支援も期待できない状況という。

* 関連:福岡県西方沖地震の前兆現象-本震級の可能性あれば公表も- (G-NET)

12月8日:A little satellite that could (RussianSpaceWeb)
A small Russian satellite that was written off for dead months ago has revived and currently operating, Russian space agency, Roskosmos, said Thursday.

The Compass-2 spacecraft run into trouble immediately after its launch from a Russian submarine on May 26, 2006, and there were few reports about its condition since then. Many observers considered the satellite lost.

However according to sources within the Compass program, communications with the satellite was restored on Nov. 16, 2006, and first data was received on Nov. 25, 2006. Flight controllers then initiated efforts to jump-start the satellite's scientific program.

The Compass-2 is designed with a primary goal of testing a controversial theory about the possibility of predicting earthquakes from space. It is the only Russian-built spacecraft dedicated to science, which is currently operating in orbit.

12月6日:理系白書 私の提言/上 西澤潤一・首都大学東京学長(毎日)

 提案したいのは「評価力の評価」です。文部科学省には、過去の研究費の審査書類が山のようにある。それをベテラン研究者に読んでもらう。今から振り返って「これは選んでおけばよかった」「これは選んで失敗だった」という再評価をするのです。研究者の計画能力と、審査員の評価能力が同時に評価できます。まだ現役の人も多い。その結果を新しいプロジェクトの人選に活用するだけでも、ずいぶん良くなります。
 特定分野への重点的投資は大事だが、何を選ぶかという目が問われます。ある時、経団連の元幹部が「いい研究にお金をたくさん出しました」と言うから「残念ですが、外国でやってないことは一つもありませんね」と失礼なことをいったら顔面蒼白(そうはく)になっていました。
 評価はイギリス人がうまい。ある英国人に理由を聞いたら「それは、執念深くてケチだからだ」と言う。「あいつはあの時こんなことを言った」としつこく覚えていて、実現すると「本当だった」と誰かが言い出す。しかも、10回ぐらい続かないと信用しない。そういう集団では、評価の水準は高まります。
12月4日:宇宙理学委員会科学衛星WG一覧 (JAXA)

 III. 小型科学衛星計画WG 7 地球電磁環境モニター衛星WG 提案書(PDF)

12月4日:地震部会 観測研究計画推進委員会(第13回)(測地学分科会)
今後の地震予知研究の発展を考えるならば、関係機関からの報告や現在のプロジェクト研究から洩れている重要な研究についても目配せが必要である。例えば、この予知研究事業に参加していない機関においても重要な成果が出ているものなどがあれば、今後の計画に反映させるかどうか検討すべきではないか。具体的な例としては、大きな地震が発生する前の地震活動への潮汐応答の変化である。2004年のスマトラ沖巨大地震は予測出来ていなかったが、防災科学研究所の田中佐千子さんが後から調べたところ、地震発生前から顕著なデータが確認されていた。また、八ヶ岳天文台の串田氏によるFM電波観測に基づく地震予知は当たったのかどうか、関係資料に基づき気象庁の近藤さやさんが調べている。これらのことは、予知関係者の誰かがやるべきだったのではないか。そのような事案についても検討し、総括的なところかその他として評価してもらいたい。
Source: 地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)の実施状況等のレビュー草案に対する意見一覧

11月29日:★新刊のお知らせ(11/29) (深田地質研究所)

 No.64「地球電磁気的方法による地震予測の現状と展望」 上田 誠也 著

11月28日:第32回地震電磁気セミナー@学芸大

11月22日:理系白書’06:第3部・漂う戦略/4 学者の信念を国が支援 基礎研究こそ「挑戦」(毎日)

 国家プロジェクトの成否を決めるのは何か?地球シミュレータやカミオカンデに共通するのは、「基礎科学重視」という基本戦略があったこと。さらに平野さんは、「トップダウン的な研究ではなく、『これに懸ける』という研究者側の熱意と責任感があったのが重要だ」。
 「目利き役」となった平野さんにも重藤さんにも、失敗はあります。重藤さんは科学衛星が失敗した後、大蔵官僚から「落第生は留年だ」としかられ、予算を1年凍結。「でも、挑戦しないと分からないのが基礎研究。だからこそ国が支援するのです。結果的に成果が得られなくても、それを恐れたら何も生まれない」。
11月22日:「神様にも分からない」地震予知(日経BP)

 地震学会2006年秋季大会の「地震予知部門」では、11月2日に8本の研究が発表される。研究の最前線はどうなっているのだろう。少しわくわくしながら会場を訪れた。
11月20~22日:EMSEV 2006 Workshop

 IWEMSEV-2006

* 関連:Need for evolving disaster-warning mechanism, say researchers (Indiae News) | Earthquakes prediction (Central Chronicle)

11月17日:地震!その時技術は何ができるか!―予知から救援まで―(日本振動技術協会)

 東京大学生産技術研究所 プレハブ会議棟 第3会議室

11月16日:COMPASS-2 Project news (IZMIRAN)

 復活?
11月8日:Collaboratory for the Study of Earthquake Predictability (CSEP) (5th Joint Meeting of the UJNR Panel on Earthquake Research)

 Thomas H. Jordan
Searches for signals diagnostic of approach to rupture, including:
– foreshocks – strain precursors – electromagnetic precursors – hydrologic changes – geochemical signals – animal behavior
Has not thus far led to useful prediction methodologies

11月8日:理系白書 第3部・漂う戦略/2 首相に助言の政策会議(毎日)

 司令塔といえる総合科学技術会議の内幕はどうなっているのか。

11月7日:Russian Space Program Fuels Up With New Ideas For Earth Sciences And More (Spacedaily)
The aim of the Arina experiment is to perfect techniques for quickly predicting earthquakes from space. This method registers energetic particles in near-Earth space, which appear several hours before a tremor and can be thought of as its short-lived precursors.

After three months of testing, Pamela and Arina have started carrying out regular measurements. Both devices are functioning normally and are expected to stay aloft for not less than three years - long enough to carry out their mission.

11月4日:北の核実験、電離層「ゆらぎ」も…京大グループ確認(読売)

 北朝鮮が核実験を実施したとされる10月9日午前、日本上空の「電離層」で、電子が増減する現象があったことを京都大理学研究科の斉藤昭則助手らのグループが確認した。
 今回の核実験では、気象庁が、爆発直後に自然地震とは異なる波形の地震波を観測しているが、電離層の変化も、実験を確かめる有効な手立てになりそうだ。
 神奈川県相模原市で、きょう4日から始まる地球電磁気・地球惑星圏学会で発表する。
 電離層は、太陽の放射エネルギーを受けた大気が電子とイオンに分かれている領域で、電波を反射する。斉藤助手らは、国内約1200点の全地球測位システム(GPS)受信機のデータを解析し、電離層内の電子数を調べた。その結果、北朝鮮が核実験したとされる時刻の1時間後、10月9日午前11時半から40分間、電子数が増減していたことがわかった。
 核実験に伴う地殻変動で、音波が北朝鮮付近で発生し、電離層に届くことで変化したとみられる。しかも、マグニチュード4.9(気象庁推定)とエネルギーの規模が小さいにもかかわらず、電離層の電子が変化したのは、核実験特有の震源の浅さに起因するという。
 同様の現象の観測例は、2004年12月のインドネシア・スマトラ沖地震など巨大地震でしかなかった。

* 関連:GPSによる地震発生時の電離層擾乱観測(笠井デザインオフィス)
 参考:New signatures of underground nuclear tests revealed by satellite radar interferometry (GRL)

10月31日:Ukraine might take part in European Space Program (Government portal)

  During public hearings of a draft national space program for 2007 - 2011, Deputy Director General of the National Space Agency of Ukraine Eduard Kuznetsov said that some projects of the program might be included into the first European space program, which is presently being drafted.
  Among the projects he first of all mentioned creating a space Ionosat system for comprehensive study of seismic-ionospheric and solar-Earth connections and their impact on technological and biological processes on the Earth. The program is supposed to start in 2010. Among the program's likely participants were named Poland, Turkey and China.
10月23日:産総研ブックス01 きちんとわかる巨大地震

 産総研の幅広い研究テーマについて、一般の読者の皆さんにも興味を持って読み進めていただけるような、そんな本を目指して新たなシリーズが創刊されました。
 その第一弾は、「きちんとわかる巨大地震」、産総研の地質分野の研究者の横顔を追いながら、彼らが探求する地震のメカニズムに迫ります。
10月23日:第31回地震電磁気セミナー

 場所 千葉大学西千葉キャンパス 
10月20日:第1回産総研サイエンスカフェ 「地下水で地震を予知する」

 会場 つくば西武ホール(筑波西武6F)
10月18日:地震電磁気研究ステーション主催特別講演会

 下記により特別講演会を開催します。多数の方のご参加をお待ちしております。地震に伴う電離層擾乱を仏国衛星DEMETERにて統計的に処理したものと、地震電磁気現象抽出のためのフラクタル解析に関する講演です。講演者のロシア人、イタリア人は地震電磁気分野での活動的研究者です。

 日時:10月18日(水)午後14時~16時
 場所:電気通信大学西2号館801号室(早川研)
 講師:(1) Dr. A. Rozhnoi, Dr. M. Solovieva (Inst. Physics of the Earth, Moscow, Rossia)
    タイトル:Demeter observation of ionospheric perturbations associated with seismicity.[参考]
    (2) Dr. L. Telesca (Inst. of Methodologies for Environmental Analysis, Italy)
    タイトル:Mono-and multi-fractality in earthquake-related geophysical signals.[参考]

10月13日:一般向け講演会・パネル討論会「電磁気による地震予知」

 場所 中部大学・技術医療専門学校6階大ホール
   (JR鶴舞駅北改札口北側、地下鉄鶴舞駅より徒歩5分)
 プログラム
 1)講演会   司会 堀井憲爾(名古屋大学)  13:10~14:50
  「東海・東南海地震を予想する」   安藤雅孝(名古屋大学) 
  「電磁気による地震予知とは」    畑 雅恭(中部大学)
 2)パネル討論会「中越地震の電磁現象を総括する」15:00~16:30
   早川正士(電気通信大学)、河野俊彦(福山大学)、筒井稔(京都産業大学)
   河崎善一郎(大阪大学)、司会 服部克巳(千葉大学)
 参加者 電気学会会員他一般市民の参加自由(無料)
 その他 当日資料無料配布(100名まで)
     終了後ライト・ビアパーテー(有料)を予定
 主 催 電気学会「電磁界観測による地震予知技術」調査専門委員会(委員長堀井憲爾)、
    「自然災害の予測と監視のための電磁界技術」調査専門委員会(委員長服部克巳)
 共 催 電気学会東海支部(支部長:大熊繁名古屋大学教授)
 後 援 中日新聞社・日本放送協会(NHK)

* 関連:「電磁波で地震予知研究」の講演会(NHK名古屋)|畑雅恭教授(情報工学科)が「NHKほっとイブニング」で紹介されました(中部大)
* 参考:前駆電磁波観測による一地震予知法(福山大学工学部紀要)
10月5~6日:新世代の干渉SAR

9月:見通し外FM波によって地震予知はできるか?(放送文化基金)

 電気通信大学 教授 早川 正士

9月29日:中国、地震科学デジタルインターネットを開設 (CRI)

 中国地震科学デジタルインターネットが28日、北京で開設されました。
 このインターネットでは、地震の測定、災害情況などを含む各種の地震情報が提供されるということです。
 今後、地震科学研究を行い、とりわけ地震予知の難題を突破する重要な資料として、国土、気象、都市建設、環境保護、水利、などの分野で幅広く応用されそうです。

* 関連:地震科学数据共享网站开通仪式暨用户座谈会议成功举行 (CEA) | 日本海啸和历史地震专家访问研究所 (IGP)

9月27日:国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(13S) (JAXA)

 VSPLESK EXPERIMENT

9月26日:STEL-NICT研究集会「MTI研究集会」

13:30-15:30 地震に関連した電離圏変動セッション
 地震の電離圏への影響ー電離圏研究の新たな展開ー [小山孝一郎(首都大学東京)]
 地表付近の大気擾乱に起因する地磁気脈動発生の一般性 [家森俊彦(京都大学)]
 2004年12月26日のスマトラ沖地震後のGPS-TEC変動 [大塚雄一(名古屋大学STEL)]
 津波起源の電離圏変動の数値シミュレーション [品川裕之(情報通信研究機構)]

9月22日:「地上の天気」と「宇宙の天気」の関係 (AstroArts)

 「宇宙天気」とも呼ばれる、地球の超高層におけるプラズマのふるまいに、地上の天気が影響を与えていることが初めて明らかになった。日米の研究チームが地球観測衛星のデータから分析したところによれば、熱帯雨林などにおける雷雨が、間接的にプラズマの密度に影響を与えるようだ。

* 関連:Control of equatorial ionospheric morphology by atmospheric tides (GRL)

9月20日中部大学 地球ウォッチ・市民安全センター シンポジウム「ここまで来た!日本の地震予知研究」(中部大学)


13:50 基調講演 「地球科学における過去のブレークスルーと次なる一手」
 東京大学名誉教授・東海大学教授・日本学士院会員 上田誠也氏
14:30 基調講演 「地震活動期の西日本 ─ 見逃してはならないいくつかのこと」
 京都大学総長 尾池和夫氏
15:25 中部大学の役割を考える
「日本の地震予知研究の最前線と中部大学地球ウォッチ・市民安全センターに望む こと」
 東京大学地震研究所教授 山岡耕春氏
「地殻電磁現象監視の最前線と今後の中部大学の研究計画」
 中部大学教授、地球ウォッチ・市民安全センター 太田健次

* 動画:中部大学キャンパスニュース Vol.23 | 平成18年度シンポジウム報告

9月5~8日:20th European Cosmic Ray Symposium

 High-energy charged particle precipitation in the near-Earth space and earthquake forecasting

9月2日:暗黒物質の謎を追い求めて (RUVR)

 ロシアの科学者たちが宇宙に存在する暗黒物質(ダーク・マター)の謎を解き明かそうと試みています。最近バイコヌール宇宙船発射基地から「レスールスDK1(РесурсДК-1)」という名前の新しい観測用人工衛星が軌道上へと打ち上げられ、宇宙でも最も謎につつまれた存在のひとつである暗黒物質に関するデータの収集を開始しました。
 実際のところ、「レスールスDK1」は暗黒物質の観測だけを目的に宇宙へと打ち上げられたわけではありません。「レスールスDK1」はソ連時代の偵察衛星をベースに開発されたもので、7メートルの大きさの機体に様々な最新の観測装置が詰込まれています。例えば、地表を撮影するためのカメラが搭載されており、解像度1メートルという詳細な画像を得ることができます。衛生画像は民間用の地図の作成や環境モニタリング、地震の研究などに活用されます。
 この観測用人工衛星についてロシア宇宙物理学研究所のアルカージィ・ガリペル所長は次のように語っています。
「これはとても有益な人工衛星です。ひとつの衛星に、地表を撮影する為の特別な装置と、宇宙空間を研究する為の学術装置、さらに地震の予測という具体的かつ非常に重要な目的をもった実用的な装置が搭載されています。」

* Satellite experiment ARINA for studying seismic effects in the high-energy particle fluxes in the Earth's magnetosphere (Cosmic Research)
8月31日:平成19年度 概算要求等について(文部科学省)

⑧地震・防災
○概要: 自然災害に強い社会を目指すため、首都直下地震をはじめとした地震等の調査観測研究や災害発生時の被害軽減を目指した防災分野の研究開発を推進する。
◆首都直下地震防災・減災特別プロジェクト【新規】 ( 3,794百万円)
◆地震調査研究推進本部の方針に基づく地震調査研究の推進 ( 4,026百万円)
◆実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を利用した実験研究等 ( 2,694百万円)
◆災害監視衛星技術の開発・利用 (10,011百万円)

8月31日:東海地震説30年:/中 前兆出現の保証なく 成果見えぬ予知研究(毎日)

 今後10年程度たっても東海地震が起きない場合、国は東海地震対策を見直し、東南海、南海地震との連動を考慮した対策に移行する方針だ。
 内閣府の増田優一・政策統括官は「予知が前提の東海地震と、予知できない東南海、南海地震の対策を統合するのは極めて困難だ。予知などできるはずがないからやめてしまえという意見もあり、今後どうすべきかを検討したい」と話す。
 「地震予知」は大きな曲がり角を迎えている。

8月28日:日本国とカザフスタン共和国との間の友好、パートナーシップと協力の一層の発展に関する共同声明(首相官邸)

 Kazakhstan-1

8月27~28日:シンポジウム「松代群発地震の40年」(気象庁精密地震観測室)

 研究集会講演題目一覧(講演順)

8月25日:Poperedjennia (Yuzhnoye)

 The scientific satellite to investigate ionosphere effects connected with seismic activity.
 Creation of the satellite is planned by the National space Program for 2003-2007.

* 関連:IONOSATS project|参考:WARNING mission

8月22日:Seismo-tectonic Electromagnetic Effects, Precursory Phenomena and Seismic Hazard (NHESS - Special Issue)

8月21日:Observation of atmospheric electricity variation signals during underground seismic wave propagation (IEEJ)

8月10日:When the Earth Speaks: Understanding Pre-Earthquake Signals (SETI Institute)

 Friedemann Freund
 SETI Institute, NASA Goddard Space Flight Center, and NASA Ames Research Center

* 関連:音声とビデオ (Palo Alto Research Center)

8月5日:巨大地震が来る【転機】(朝日)

 01年6月、首相官邸。小泉首相も出席した中央防災会議で、外相だった田中真紀子氏(62)が東海地震の予知計画について、ただした。
 「諸外国では予知はほとんどできないと聞いているが、日本はできるできると言って学者中心にやっている。論拠をぜひ教えていただきたい
 田中氏は震災時の科学技術庁長官。当時、政府は初動の遅れを批判され、矛先は予知研究にも向けられた。田中氏は官僚に指示して予知の成功事例を調べさせた。
 「そしたら、ほとんどない。実績もないのに長年、垂れ流しのように予算をつぎ込んでいた。だから、予知はあきらめた方がよかろうと思った」と田中氏は振り返る。

* 関連:【長期連載《東海地震 警告30年》】

8月4日:A New Class of Earthquake Observations (Science)

 Fred F. Pollitz

8月4日:電気学会A部門 電磁界理論技術委員会

 自然災害の予測と監視のための電磁界技術調査専門委員会のホームページが立ち上がりました。

* 関連:Special Issue on Recent Progress in Seismo-Electromagnetics(電気学会論文誌A Vol. 126 No. 4)

文科省人事 7/31~8/24

(八月一日発令)
▽研究開発局地震・防災研究課長((独)科学技術振興機構原子力業務室長)土橋 久
(七月三十一日発令)
▽辞職・日本私立学校振興・共済事業団参与就任(研究開発局地震・防災研究課長)西尾典眞
7月29日:「動物専門地震観測所」が観測を開始-海南省海口市 (Record China)

 2006年7月28日、海南省海口市(かいなんしょう かいこうし)初めての「動物専門地震観測所」が観測を開始した。この地震観測所は、30万元(約4,500,000円)で創設された。海口市地震局の専門家たちは400羽のニワトリをはじめ、ウサギ、鳩を購入し、今後、ここの観測員たちは、これらの動物の行動の様子をつぶさに観察し、地震の前兆情報となる動物らの特異な行動を発見し、地震予知の一つの手段として役立てるつもりということだ。

* 建立地震动物试验场推进地方地震事业发展(中国地震信息網)
7月28日:Feeling the Earth Move (ScienceNOW)

Normal earthquakes occur when enough stress builds up on underground faults to rupture them. Something more goes on with a special class of temblors known as reservoir-triggered earthquakes. The pressure of water on the underlying rock can open and thus weaken faults and eventually trigger a rupture. Like all earthquakes, reservoir-triggered quakes have proved nearly impossible to predict.

* 参考:降雨と浅発地震(尾池和夫、「自然」1977年6月号)

7月28日:Satellite to help predict earthquakes(人民日報)
The launch of an earthquake-monitoring satellite is a key next step to help predict tremors using space technology, a senior space official said yesterday.
"We expect to develop a satellite specially to monitor electromagnetic changes on the Earth's surface by the end of 2010 after technological breakthroughs were made regarding its payload," Luo Ge, deputy chief of the China National Space Administration (CNSA), told China Daily in Beijing.
By closely monitoring electromagnetic disturbances in the ground and in the ionosphere the layer of the atmosphere at an altitude of more than 80 kilometres which many scientists believe may herald earthquakes, the experimental satellite is expected to detect precursor signals and make more reliable forecasts, Luo said.
The official, however, stressed that the move represents only one effort to tap the potential to predict imminent earthquakes, adding other measures should be combined with the space technology.
* 関連:4月5日:22nd National Space Symposium
7月25日:第1回子ども衛星アイデアコンテスト入賞作品について (JAXA)

 最優秀賞:地震予知衛星「大地」

7月24日:Stimulated infrared emission from rocks: assessing a stress indicator (eEarth)

 F. T. Freund, A. Takeuchi, B. W. S. Lau, A. Al-Manaseer, C. C. Fu, N. A. Bryant, D. Ouzounov
 eEarth Discussions, 1, 97-121, 2006
 SRef-ID: 1815-3844/eed/2006-1-97

7月24~27日:Western Pacific Geophysics Meeting

 Observation, Methodology, and Theory of Electromagnetic Signals Associated With Earthquakes II

7月20~21日:第75回研究発表会(日本大気電気学会)

 プログラム

7月17日:Russian-Ukrainian Program on cooperation in research and utilization of outer space for 2007-2011 (NKAU)

 添付の35ページにKanopus-V(Valkan)、Ionosphere(IONOSATS?)、Sich-2M
7月16~23日:36th COSPAR Scientific Assembly

 検索はこちら

7月14日:Proceedings of the Japan Academy, Series B Vol. 82 (2006) , No. 5

 Time variation of the electromagnetic transfer function of the
 earth estimated by using wavelet transform
 Noriko SUTO, Makoto HARADA, Jun IZUTSU and Toshiyasu NAGAO

7月10~14日:AOGS及びCOSPAR出席報告(宇宙科学振興会)

 ここでは強い地磁気擾乱、Forbush decrease とオゾン層との関連、宇宙線と雲との相関関係に関する話が興味を引いた。天文学の分野の宇宙線と気象学、電離圏物理学が徐々に関連つけられつつある。地磁気擾乱前に見られる電離圏電子密度の増加が報告された。これに関しては私たちも気付いていたが結論は出されていない。
 11日9:20-40に"Satellite observation of storm time variation in electron density and temperature in the low latitude"と題して私の講演を行った。この研究はすでに公表されており、今回の招待はこれをセッションオーガナイザーのBhattacharyya博士が見たからであろう。これまでの地磁気嵐の電離圏の研究はほとんど電子密度のみを議論しており、電子温度を議論した研究はほとんどない。あっても其の観測値が信用できず電離圏への磁気圏からのエネルギーの定量的な見積もりがなされていない。我々の結果はまだまだ最終目的の定量的見積もりには遠いが少なくとも手法を提案したものとして評価されている。
 12日 午後から始まったVertical coupling of thermospheric E region to MLT and plasmasphere-Magnetosphere Regionsのセッションに13日夕方まで出席した。
 この間、惑星科学のセッションでの木星の衛星イオに関する招待講演をきいたり、地震電磁現象の講演をきいたりした。
 総じて科学衛星観測の台湾の台頭が目立つがコスパーと比べると魅力的な講演が少ないとの感じをうけた。日本は残念ながら地球周辺の研究成果に新しいものがない。

7月5日:第4回 宇宙ミッションシンポジウム(日本航空宇宙学会)

 本シンポジウムでは、災害等社会の抱えているリスクを低減し、豊かで安全・安心な社会を実現するために、宇宙開発に対するニーズを明確化するとともに、宇宙開発利用活動及び斬新なミッション例の紹介等を踏まえ、今後の宇宙利用の在り方を議論します。

* 関連:宇宙ミッション研究会
* 参考:これでいいのか、日本の宇宙開発

7月1日:電子情報通信学会論文誌 B Vol.J89-B No.7

 地震電磁気現象の計測技術と研究動向 早川 正士

6月29日:電磁環境研究会(電気学会)

 テーマ:「地震予知
6月28日:NASA Satellite Positioning Software May Aid in Tsunami Warnings (JPL/NASA)

* 関連:GPS can aid with ocean-wide tsunami warning systems (GRL)

6月27日:第29回地震電磁気セミナー

 会場:電通大 創立80周年記念会館(リサージュ)
6月26~30日:UNIVERSAT2006 (Moscow State University)

 発表一覧

* 参考:PACE lab (NCKU)

6月22日:サンアンドレアス断層系南部のおける地震間の歪み蓄積と地震の可能性 (Nature)

 本論文では、人工衛星に搭載された合成開口レーダーデータの十分稠密なカタログを用いて、サンアンドレアス断層系の南部における地震間の変形を高分解能で計測した結果を示す。このデータは、サンアンドレアス断層南部とサンジャシント断層の間で変形がほぼ均等に分割されており、地質学的に明らかになっている断層トレースに関して歪み蓄積が著しく非対称になっていることを示している。観測された歪み速度は、サンアンドレアス断層南部では地震サイクルの地震が起きない期間が終わりに近づいている可能性を立証している。

* 関連:The Strain Builds in Southern California (Science)

6月21日:Investing in outer space (Kyiv Weekly)

In particular, the program envisages the launch of the space system Sich-M (in 2007) and Sich-M2 (in 2010 with optic radiometers to observe the Earth and the Ionosat project for creating a space system of monitoring natural and human-caused disasters).
6月17日:International Project Hessdalen Workshop 2006 (CIPH)

 CRISTIANO FIDANI, ON ELECTROMAGNETIC PRECURSORS OF EARTHQUAKE MODELS AND INSTRUMENTS
 MASSIMO SILVESTRI, EARTHQUAKES AND ANIMALS: FROM FOLK LEGENDS TO SCIENCE, BY MOTOJI IKEYA
 FRIEDEMANN T. FREUND, JOHN S. DERR, FRANCE ST-LAURENT, AKIHIRO TAKEUCHI AND BOBBY W.S. LAU, ON THE ROLE OF P-HOLE CHARGE CARRIERS IN THE GENERATION OF PREEARTHQUAKE SIGNALS
6月15日:Resurs-DK launch - June 15 (NasaSpaceFlight)
RESURS-DK1 will be equipped with the Italian PAMELA science instrument designed for studying antimatters: antiprotons, positrons, nuclear and electronic components in primary cosmic radiation, and with the Russian ARINA science instrument designed for recording high-energy electrons and protons, their identification, discrimination of high-energy particle bursts-earthquake forerunners.

Research hardware (RH) on spacecraft (S/C) “Resurs-DK1” №1 (TsSKB-Progress)


* 関連:ARINA (Gruppo Esperia)|高エネルギー電子、ガンマ線 (Masaki Mori's homepage)

6月14~16日:DEMETER International Symposium (CNES)

 プログラム議事録発表概要

* 参考:2006年DEMETER研討会概况(国際地震動態、2006 No.11)

6月8~9日:使える地震予測を目指して-最近10年間の地震予知研究における成果と展望-(京大防災研)

 シンポジウム報告(日本地震学会ニュースレター Vol.18 No.3 September 10, 2006)

6月6~7日:平成18年度気候システム研究センター拡大研究協議会報告 (CCRS)
沖:いろいろ申し上げたいことなんかが生まれてきたんですが、まぁ住先生がおっしゃったことを、私が総合開発会議にいて思うのはですね、やっぱり役人は2年で代わりますので、影響力を駆使しようと思ったらですね、やっぱり半年くらいごとに電話してですね、あれどうなのというのがすごく大事らしいんです。これは国交省の方から教えてもらったんですが。ですので、笹野参事官の影響力というのも、もうなくなっているわけです。半年ぐらいごとに常に言っておかないとだめなんです。それで忘れられてしまう、それは本当にその通りだと思いますが。もう一つわかったのは、やっぱり役人はですね、全然大学のことを全然知らないんですね。全然知らないのに、なんか、こうかな、ああかな、と思って、こう、想像してこうすると、なんでしたっけ、給料上げるとみんなもっと働くんじゃないかとかですね、ポスドクがなんか余っているらしいから、いろいろ想像で物を言ったりですね、ちょっと知り合いの先生の話を聞いて、あっそうかと思って、すぐそれを施策に反映させようとするということで、もし皆様が、仲良しの役人の方がいらしたらですね、ものすごく責任が重い。本当にそれでですね、世界、日本中が動いてしまう可能性があるというようなことも思いました。で、もちろん、その、自分が責任を持ってですね、大きなプロジェクトを動かした経験もない人たちが、プロジェクトを設計しているわけですので、例えば、総合開発会議で大学から行っているのは何人かっていうのは、これは知らなかったんですが、5人なんですね事務局は。他はみんな、各省庁とかの普通のお役人か、せいぜい国研の方、という状況なんですね。なので、研究のことを全然知らない人が、想像で物を言って作っているということです。

住:だから、地震の場合は、防災科研と地震研と気象庁が、イーブンのバジェットをもってるわけ。だから彼らは、地震の連中は、そのことによって、ごちゃごちゃ言いながらも、プラスになっている。それから、例えば、地震予知というと、弾が飛んでくるのは全部東大地震研がしょってるわけ。火山もね。だから何かあると昔から全部その罪人になってやってくれてるので、あそこは大学がやってますよ。で、気象に関して言うと、すべての非難は気象庁がしょってるってわけ。文句は気象庁で、大学がいい具合にとってる。だから、大学がもっとね、荒波に立って、金稼いでくれてるならいいですっていうことになってるわけ、だんだん。
* 参考:首相に助言の政策会議(毎日)

6月7日:Kazakhstan, France to ink accord on satellite constellation's creation (kazinform)

* 関連:Satellite for Earthquare Forecasting (ISTC)
    THE PROJECT OF CREATION OF THE KAZAKHSTAN SATELLITE FOR STUDY PRE-EARTHQUAKE PHENOMENA (EGU2004)

6月5日:Canadian-Chinese Team Verifies Prediction of M 7.3 1975 Haicheng Earthquake; Declassified Documents Lead to Conclusion That 'Earthquake Prediction Is Not Impossible' (AScribe)

* 関連:Predicting the 1975 Haicheng Earthquake (Bulletin of the Seismological Society of America)
* 参考:Kelin Wang博士講演会(名大地震火山・防災研究センター)

宏観異常判定システムの構築(地震ジャーナル No.41)

 観測機器によらず人間の感覚で分かるような動物の異常行動,地鳴り,発光現象,地下水異常などの地震前兆現象,いわゆる宏観異常現象の解析は,一般に,資料の不備や欠陥が含まれやすく統計解析にむかない。宏観現象の異常判定システム構築に必要な資料は,1)宏観異常現象後に地震が発生した,2)宏観異常観測後に地震は発生しなかった,及び3)異常は観測されなかったが地震が発生したなどに分けられる。ところが,宏観異常の観測者は,1)のケースのみを重要視する傾向がある。また,宏観異常の種類によっては,明瞭に異常と判定できない灰色の問題もある。これまでのところ,1)-3)の条件を満たす資料は見当たらないし,灰色を考えた実例もない。そこで,今回,仮想的資料を使い解析を行うことにより,宏観異常判定システムを構築した。このシステムは実資料による検証が必要であるが,上記のように宏観異常資料には不備が多く問題である。一方,池谷(1998)によれば,多くの動物異常行動は地磁気や地電流で説明できるようである。それならば,宏観異常そのものを観測するよりも,地磁気,地電流の計器観測によるほうが安定した資料が得られる。今回提案した判定システムは,多少の手直しで計器観測資料に適用可能である。

* 関連:動物の地震予知能力に関する研究(麻布大学雑誌, 2006)
Bulletins d’Information Japon 51, Mai-Juin 2006
La JAXA (Office of Satellite Applications / Satellite Operation Engineering Dpt, a Tsukuba) a propose une configuration de mission d’interferometrie radar (InSAR) en bande L, sur orbite crepusculaire. Le segment spatial de cette mission baptisee SIDUSS (SAR Interferometry Dual Satellite System) utiliserait 2 satellites identiques, d’une longueur de 10 m avec panneau solaires fixes (la grande coiffe 5S de H-2A, ou celle developpee pour le HTV autorisent l’absence de partie deployable). La mission consisterait en une surveillance des deformations de la croute terrestre (n-18).
Le meme bureau de la JAXA introduit aussi le projet de mission ELMOS (NdR: ce projet a ete propose par la NASDA depuis 1994), pour la cartographie du champ geomagnetique, le suivi de l’environnement electromagnetique, et l’etude des phenomenes electromagnetiques atmospheriques associes aux tremblements de terre (n-19).
* Les Bulletins d’Information Japon (Secteur Spatial)

June 2006 issue (RSB No 317)

 Earthquake Forecast and Electromagnetic Phenomena (36p)

* 昨年のURSI General Assemblyでのカラム大統領の発表

5月31日:地震電磁気研究ステーション特別講演のお知らせ(早川研究室)

 下記により特別講演会を開催します。Surkov教授はモスクワからの来客にて、地震に伴う電磁気現象全般のレビューから始め、最新の成果(特に、地震に伴う大気圏擾乱の発生機構)まで発表されます。多数の方のご参加をお待ちしています。
日時:2006年5月31日(水)午前11時~12時
場所:西2号館801号
講師:Prof. V. Surkov, Moscow Engineering Physics Institute, Moscow, Russia
タイトル:Non-seismic anomalies possibly related to forthcoming earthquake
講演要旨:Non-seismic phenomena occasionally prior to earthquake occurrence are discussed. The main emphasis is on possible causes of such effects as an over-horizon FM signal propagation, abnormal increase of the ground temperature, luminescence phenomena and variation of breakdown voltage and etc. This consideration is rather a hypothesis than theory and is much more modest in scope, aiming at physical intuition rather than detailed anlysis.

5月30日:宇宙から地震見えた 電離層に異常観測(東京)

 観測責任者のミシェル・パロ博士は「マグニチュード(M)4・8より大きい約二千八百例の地震について、発生前後三十時間に衛星が震源上でキャッチした電波の強さを調べた」と説明する。
 太陽が電離層に及ぼす影響を取り除くため、二千八百のデータを足し合わせて統計的に処理したところ、地震の約十時間前から、一キロヘルツ以下の電波が弱まり、数キロヘルツ以上の電波は強まっていた。電波が偶然に変化する確率は5%以下という。
 パロ博士は「今回は地震と電離層の科学的な関係を調べるのが目的。将来、複数の観測衛星を上げれば地震予知も可能かもしれない」と話す。

* 関連:Demeter pulling out all the stops (CNES)

5月26~27日:シンポジウム「電離圏研究と利用の将来」(地球電磁気・地球惑星圏学会)

 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部の小山孝一郎先生が本年3月31日をもって定年退職されましたがこれを記念し、東京大学山上会館で標記シンポジウムを開催致します。このシンポジウムは4つのセッションからなり、そのほとんどが招待講演者による発表から構成されてます。興味深い講演テーマが並んでおりますし、海外の著名な研究者による講演も予定されております。多数の方々のご参加をお待ちいたしております。

* 関連:国際会議「電離圏研究と利用の将来」(宇宙科学振興会)

5月26日:Compass-2打上げ成功 (IZMIRAN)

 Successfull launch Satellite separated normally First communication sessions are scheduled for 00 UTC and about 02 UTC (over IZMIRAN)

* 関連:地震研究衛星COMPASS 2打ち上げ成功(M.Kamadaのきょうの日記)
* 参考:Tracking Compass 2 (Zarya)

5月25日:平成19年度の我が国における地球観測のあり方(科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会地球観測推進部会)

7.地震・津波・火山分野における観測事業の分析結果
・磁気観測衛星は多くの地震電磁気を捉えているが、地震と電磁気現象との物理的な関係が未解明。現象解明の糸口をつかむため、電磁気観測衛星の地震電磁気現象の解析事例の蓄積が必要。
5月23日:New method may predict earthquakes (Manila Bulletin Online)

Because the Philippines is located within the typhoon belt and the Pacific Ring of Fire which makes it vulnerable to seismic and meteorological hazards, Japanese experts in the country yesterday disclosed that seismic events may be predicted through the Electromagnetic (Em) method.

* 関連:早川正士教授(電子工学科)が地震電磁気研究の貢献によりフィリピンより表彰(電通大)

5月14~18日:日本地球惑星科学連合2006年大会

 地震予知
 プロセス検証による地震予知 -経験則から物理モデルへ-
 対流圏から熱圏までの大気電気現象
 地震・地殻活動に伴う電磁気現象

* 17日19時30分より幕張テクノガーデン東高層館1401号室において第20回SEMS総会が開催されます。(参加費:1000円(学生500円))
→インターナショナルセッションで発表のMichel Parrot博士と劉正彦博士が講演予定です(通訳あり)
 Parrot: The DEMETER satellite observations in relation with the seismic activity
 Liu: Pre-earthquake anomaly and seismo-ionospheric disturbance

* 関連:First Results of the DEMETER Micro-Satellite (Volume 54, Issue 5, Pages 411-558 (April 2006), Planetary and Space Science)

5月14日:Predicting the Big One (Wired News)

5月12日:A statistical investigation of preearthquake ionospheric anomaly (JGR)
Empirical evidence of the preearthquake ionospheric anomalies (PEIAs) is reported by statistically investigating the relationship between variations of the plasma frequency at the ionospheric F2 peak foF2 and 184 earthquakes with magnitude M > 5.0 during 1994-1999 in the Taiwan area. The PEIA, defined as the abnormal decrease more than about 25% in the ionospheric foF2 during the afternoon period, 1200-1800 LT, significantly occurs within 5 days before the earthquakes.
* 全文

5月11日:なゐふる 第55号 (日本地震学会)

 地震予知の最終兵器:アクロス (写真のおねぇさんは最終兵器ではありません)

* 関連:東海地震説30年 第2部アクロス研究(読売)

 なぜ,地震予知の為に仕組の理解が必要か?
「地震予知研究とは、前兆現象の把握に主眼を置き、地震との関連を調べる研究だ」と考えていらっしゃる方が多いかもしれません。しかし、現在の地震予知研究においては、地震発生の仕組みの研究が最も重要だと多くの研究者は考えています。
* 参考:日本の地震の前兆現象(地震予知連絡会会報第53巻)

5月9日:Plankton blooms linked to quakes (BBC)

 プランクトンの観測によって地震予知が可能かもしれない(科学ニュースあらかると)

* 関連:Natural Hazards and Oceanographic Processes from Satellite Data (Advances in Space Research)

5月5日:Obusession 58(小布施ッション)

 串田 嘉男
5月4日:USGS Re-establishes the National Earthquake Prediction Evaluation Council (USGS)

 米国地質調査所(USGS)は今日、National Earthquake Prediction Evaluation Council(NEPEC)の再設置と、協議会の12人の科学者の任命を発表しました。5月4~5日、カリフォルニア州メンローパークで初会合を開催中の協議会は、地震予知、予測、及び危険査定の際、USGS所長に諮問します。
 NEPECは議会に認可されたScientific Earthquake Studies Advisory CommitteeからUSGS Earthquake Hazards Programまでの忠告に基づいて再編成されました。Advisory Committeeは見落としと指導を提供します。「意思決定者を無根拠な短期的地震予知によって誤らせないよう、公共の論争や誤伝の前に予測を再検討し、科学上の論争を決議するためにフォーラムとして役立つように」と、2005年の委員会報告書はNEPECの再編成を提案しました。NEPECは1976年に設立され、1980年にNEHRP再認可が議会によって正式に認可され、1990年代前半まで活動しました。

* 関連:UCR Geophysicist on Lead National Quake Prediction Panel (University of California)

Journal of Applied Geophysics Volume 58, Issue 4, Pages 263-350 (April 2006)

 Electrical and Electromagnetic Studies in Geothermally Active Regions
 Edited by T. Harinarayana and J. Zlotnicki

4月27日:若い研究者+少ない費用=国際的評価の論文(読売)

 国際的に高い評価を受けた論文を書いた日本人研究者は、平均年齢が39・9歳で、その半数が約490万円以下の比較的少額な研究費で成果を上げていたことが、文部科学省科学技術政策研究所の調査でわかった。
 政府は10年前から公募型の競争的研究資金の拡充を進め、数億円単位の大型研究も増えているが、研究費の額が必ずしも成果に直結していない皮肉な実態が浮かび上がった。
 国内には約79万人の研究者がいるが、同研究所は、国際的な文献データベースを基に、ほかの研究者から引用される回数が、世界的に見て上位10%に入る「注目論文」を書いた日本人研究者858人を選び出し、2004年10月にアンケート調査した。
 注目論文を生み出した研究費は1万円から103億円と幅広かった。そのリストの真ん中にいる研究者の受給額は490万円程度で、受給額で最も多いのは100万円だった。研究費の出所については、政府の競争的研究資金を使った研究者が61%に上った。
 アンケートでは資金の配分方法についても尋ねたが、「評価基準が不明瞭(めいりょう)」 「政治力だけの研究者を優遇している」といった厳しい見方をしているトップ研究者が多かった。競争的研究資金は、総額4600億円と10年前に比べ4倍近くに増えているが、その審査のあり方に再考を迫る調査結果となっている。
4月26日:KOMPASS (IZMIRAN)

 Launch window is currently set to May 23 - May 26

* 関連:Forecast earthquakes from space (Novosti)
* 参考:Compass-2 (KOMPAS-2) Radio Frequency Analyzer (RFA) (Jan Bergman's Homepage)

4月25日:第27回地震電磁気セミナー@千葉大
4月24日:メキシコとロシア、地震観測科学衛星で協定 (Spaceref)

 メキシコとロシアの研究者が、地殻変動を感知する目的で超小型衛星プロジェクトを立ち上げた。両国の科学者らが合意に至ったと、メキシコ国立自治大学(National Autonomous University of Mexico:UNAM)が発表したもの。
 UNAM宇宙科学部長のヨアン・ラモン(Juan Ramon de la Fuente)氏によると、衛星の重量は10kg程度の超小型衛星で、2007年末に打ち上げられる予定。この衛星により、科学者が地震や海底地震といった地殻変動活動を予想できると期待している。衛星は地下の深い場所で発生する微小な電気的及び電磁気的現象の微細な変化を観測する。
 このプロジェクトは、2005年1月にUNAMとロシアのモスクワ航空大学(Moscow Aviation Institute)との間で調印された合意内容に基づくものである。UNAMは衛星運用に必要な地上局を建設する。

* 関連:Prediction earthquakes with a Mexican Nanosatellite

4月17日:地震予知は可能か--注目される地震直前の岩石の動き (CNET Japan)

 局地的な磁場や地球の電離層などの物理的現象における僅かな変化が大地震の前兆となる可能性を探る、新しい研究が行われている。データはまだ最終的ではなく、懐疑的な見方をする専門家も多いが、地球のストレス症状をセンサーや磁力計(磁場の変化を計測する機器)によりリアルタイムで集め、観測し続けることが、人々の地震への備えにいつか役立つかもしれないと考える研究者もいる。

* 原文:Bright lights, big quake? | A machine that can forecast quakes video
* 関連:Stress on Rocks Generates Electric Currents (NASA)

4月15日:Scientist Says Company Can Warn Of Next Big Quake (cbs5.com)


* video
4月13日:Experts can’t predict Big One? How ’bout pets? (MSNBC)

Where to put the research bucks?
With so many theories to track down, Schwartz said his agency has to pick its shots carefully — considering that the USGS's annual budget for earthquake programs is a relatively modest $50 million, or less than a tenth the cost of a single space shuttle mission.

"When there's such limited money for research on earthquakes, you have to make decisions on where you want to put your buck," he said. "And clearly the community as a whole doesn't want to put its money on short-term prediction."
4月7日When the Earth Speaks - the Story of Pre-Earthquake Signals (SETI)


* 関連:Sense Of Danger - How Animals Anticipate Disaster
4月6日:Chinese space official lays out ambitions (MSNBC)

The Chinese space agency envisions a "constellation" of eight satellites to monitor global disasters, and another satellite that would watch Earth's magnetic fields as a possible predictor of earthquakes, Luo said.
4月6日:Search for reliable precursors: A case study of the seismic quiescence of the 2000 western Tottori prefecture earthquake (JGR)

 黄清华(北京大学)

4月5日:22nd National Space Symposium (Space Foundation)

 The Chinese Space Program
 Mr. LUO Ge (14 MB PPT file)
 Vice Administrator, China National Space Administration

* 参考:Crustal Deformation and Earthquake 2005 (China Scientific Book Service)
    China's Environment and Disaster Monitoring Satellite Constellation (EDMC) (UNESCAP)
    Earthquake Monitoring Satellite (Encyclopedia Astronautica)

4月5日:地震:井戸の地下水位で予測 産総研が本格観測へ(毎日)

 小泉グループ長らは、前兆すべりによって、地殻の体積が変化し、それに伴う周囲の地下水の変化をとらえることで、地震発生を予測できると考えた。計画では、愛知県から四国南部までの沿岸部に20カ所の観測地点を設置。30メートル、200メートル、600メートルの3種類の深さの井戸を掘り、地下水の水位や地殻変動などを観測する。異なる深さの地下水間の相互作用を調べることで、地殻変動とのより詳細な関係も研究する予定だ。

* 関連:温泉の変化で地震予知--茨城・産業技術総合研究所/四国
Proceedings of the Japan Academy, Series B Vol. 82 (2006), No. 2

 What happened before the last five strong earthquakes in Greece: Facts and open questions
 Panayiotis A. VAROTSOS

4月4日:前兆キャッチに限界(中日しずおか)

-これまで何が分かって何が分からないのでしょうか。

 短期的な予知は、直前の前兆現象をキャッチできるかという話だった。しかし、そんな単純ではないことが分かってきた。昔は観測態勢が不十分だったから、前兆があってもキャッチできないとされていた。しかし、観測機器が整備された今、言い訳はもうできない。
 最近の大地震時に、観測点で何か起きていないか目を皿のようにして見ていたが、何もない。理論的には大きな地震の前に急激に変形すると予測されているが、一秒前まで何もなくて突然起きてしまう。理論と岩石を使った実験での根拠はあるが、現実の地震で実証された根拠はない。
 だから東海地震の予知はまさしくぶっつけ本番だ。阪神・淡路大震災後は、中央防災会議でも予知に頼りすぎるのはよくないということで、不意打ちのケースに軸足が移ってきている。

 -そういう状況下で予知研究の意義は?

 これまでのような前兆を探していくという単純な図式ではなく、陸地の変動サイクルをすべてシミュレートしようという流れになってきた。すべての過程を知らないと予知は無理かもしれないからだ。将来に向けて続けていくしかない。


4月3日:池谷元伺教授の急逝を悼む(OELキャンペーン165)

 池谷教授からの最後のメールには「私は母親から聞かされた聖書の物語と山中鹿之助の『艱難辛苦を与えたまえ、限りある力試さん』の言葉が敢て地震前兆研究に踏み込む原動力になっている」とあった。
 いつも若々しい気持と飽くなき探究心の塊のような池谷元伺教授の生前の姿を心に刻みNHKブックス池谷元伺著「地震の前、なぜ動物は騒ぐのか―電磁気地震学の誕生」を読み直しながら、その残された仕事が発展することを願い、衷心よりご冥福を祈る次第である。
NEXUS vol. 13, no. 3

 Aches to Quakes - Sensitives Who Predict Earthquakes Suffer Pain and Ridicule by Larry A. Park
3月31日:Is It Possible To Predict The Next Big Quake?(abc7news)

* 関連:The Use of Computer Simulations for Developing Earthquake Prediction Technology(東京大学21世紀COE)
    RIVA Animations (NASA)
    ジョン・ランドル教授の「地震予知」
    パターンインフォマティクスを用いて将来の地震の発生場所を予測する:レヴュー(統計数理 第54巻 第2号)

3月31日:Predicting earthquakes from space(Novosti)

* 関連:Многоспутниковая система "Вулкан" (IZMIRAN)

3月30日:In Samara tests of the newest space satellite are completed(Space-Inform)

 ロシアの地球観測衛星Resurs-DK1が地上試験終了、打上げは6月15日の予定。

* 参考:Outside View: Russia Plans Earth Watch Sat (Spacedaily)

3月28日:第4回安全性研究会(電子情報通信学会)

 プログラム
3月27日:東海地震説に「間違い」 提唱から30年 石橋教授見解(静岡)

 2006年3月27日付静岡新聞1面記事 <東海地震説に「間違い」> は「誤報」(石橋克彦)

3月21日:電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 105(687)

 地震に関連した電磁気現象 : 地震予知としての可能性 鴨川 仁
3月18日:Quake Prediction Centre approved for Pakistan (Pakistan Times)

ISLAMABAD: Prime Minister Shaukat Aziz has approved setting up of Centre for Earthquake Prediction to develop indigenous capabilities in fields related to seismic and earth sciences and to accurately predict any future earthquakes.

The decision was taken in a meeting in Islamabad presided over by the prime minister.

The proposal, which was made by Dr. Ishfaq, Special Advisor to the Prime Minister was discussed in a meeting, which was attended by Prof. Viladimir Kelis-Borok and Dr. Inessa Vorobieva of International Institute of Earthquake Prediction Theory and Mathematic Geophysics, University of California Los Angeles, and senior officials.

It will be a regional centre and will cater to the needs of South Asia, Central Asia and Middle East.

The Centre will be attached to The National Centre for Physics, Quaid-e-Azam University, Islamabad and will work in collaboration with related foreign institutes of high repute.

The Prime Minister said the government is working to strengthen indigenous capacity in all fields related to earthquake, natural and man-made disasters.
3月17日:国家航天局副局長羅格一行来我局調研考察(中国地震局)

 3つの会議報告聴取後、顧問組専門家はそれぞれ地震衛星の必要性と緊迫性に簡潔な発言をしました。陳研究員が演説中、30年前唐山地震の時、銭学森先生は地震監測衛星の応用発展を国家に提案したが、当時の国家財力、理論基礎及び技術条件は不成熟でした。
3月15日:北海道大学地球物理学研究報告第69号

 森谷武男教授記念号の発刊に際して

14日、大阪大学名誉教授・池谷元伺博士が急逝されました。謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
3月14日:Quake forecaster (New Scientist)

The Indian research team are using an acoustic meteorological technique called Sonic Detection and Ranging (Sodar) – used to measure wind speeds by firing sound pulses through the air and checking for Doppler frequency shifts.

The patent says examination of Sodar logs show traces of an unexpected infrasonic wave that lasted 4 hours prior to an earthquake that occurred near Bhuj in western India, in January 2001.

3月13日:Measurement of SLHF must for early warning of quakes (Hindustantimes)

This was stated by a noted geophysicist and professor in the Department of Civil Engineering at the Indian Institute of Technology (IIT-K) Dr RP Singh while talking to Hindustan Times. Referring to his studies on ‘Surface Latent Heat Flux and nighttime low frequency anomalies prior to the Tokachi-Oki earthquake,’ he said the significant changes in the earth, ocean, atmosphere and even in the ionosphere were observed prior to this and other quakes.
十勝沖地震の前でSLHFに異常が見られた期間と、VLF/LF帯で異常が見られたという期間がほとんど一致しているというのが論文の主旨です。 SLHFが地表を見てて、VLF/LF帯が下部電離層を見てる物理量という点が面白いのではないでしょうか。(前川@電通大さん)

3月11日:JEM-EUSO Science Meeting(甲南大学)

* 参考:EUSO : Extreme Universe Space Observatory(理化学研究所)

3月10日:Seminar "Earthquake precursor detection, earthquake monitoring and forecast" (AEROCOSMOS)

 State institution Research Center for Aerospace Monitoring “AEROSPACE”

3月9~10日:「地文台によるサイエンス」研究会(甲南大学)

 鴨川 仁:宇宙から見る地震~津波予測から地震予知まで~
 畑 雅恭:ELF電波観測による地震予知

3月8日:それは日高山脈から始まったー地震テクトニクスと地震予知ー(惑星科学研究センター)

 退官最終講義 森谷 武男 (北大・地惑・地震ダイナミックス研究室)
3月6~7日:2006 International Workshop on Earthquake Precursor (國立中央大学)

 台湾版地震フロンティア研究(iSTEP)の最終報告会
3月2日:「防災大国」の苦悩(神戸)

Journal of Atmospheric and Solar-Terrestrial Physics Volume 68, Issue 6, Pages 599-714 (March 2006)

 Signature of seismic activities in the F2 region ionospheric electron temperature
 D.K. Sharma, M. Israil, Ramesh Chand, Jagdish Rai, P. Subrahmanyam and S.C. Garg

* 参考:ScienceDirect TOP25 Hottest Articles (JAN - MAR 2006)

2月23~24日:Physics of Earthquakes Kanamori Symposium (Caltech)

 Seiya Uyeda, An overview of earthquake science and prediction

2月23~24日:第20回大気圏シンポジウム (JAXA/ISAS)

2月22日:Roskosmos has approved the plan of starts for the nearest 3 months (FSA)

 ロシア連邦宇宙局、Kompass-2の打上げを5月後半に実施と発表。

* 関連:Earthquake Forecast Satellite to Be Launched From Submarine (RedOrbit)←予測はガセのようです

2月22日:第26回地震電磁気セミナー

2月20~3月3日:Workshop on disaster management involving communication/meteorological satellite operators (COPUOS)

 Vulkanに関する発表。

2月16日:Electronic precursors of earthquakes (ISTC)

They used data from ionosphere observations of the world’s earth-based network of ionosphere stations, which excludes seasonal and daily variations in the state of the ionosphere. It transpired that 10-15 hours prior to an earthquake there are irregularities that arise in the ionosphere – spikes of electronic density (up to 50% of the norm) of 1 to 3 kilometres in length that move horizontally at a rate comparable to the speed of sound. 15-17 hours prior to the underground tremor an electronic spike appears in the magnetosphere.
2月10日:Pre-earthquake geomagnetic and ionospheric anomalies(九大地球惑星科学教室談話会)

 発表者:Jann-Yenq Liu教授(国立台湾中央大学宇宙科学研究所)
Taiwan is located in an active part of the Circum-Pacific seismic belt. Due to intense collision between the Philippine Sea and Eurasian plates, Taiwan experienced many disastrous earthquakes in the past. The incessant plate collision means that we will inevitably face earthquake hazards in the future. In fact, the difficulty of earthquake forecast has led to a series debate within the seismological community on predictability of earthquakes. During the longtime debate, it is found that the major question is on whether there are recognizable and reliable earthquake precursors. To find possible answers for the question, a project entitled ‘Research on Seismo-Electromagnetic Precursors of Earthquakes’ granted by Program for Promoting University Academic Excellence (91-N-FA07-7-4) has been carrying out (4/1/2002-3/31/2006) for integrated Search for Taiwan Earthquake Precursor (iSTEP). To observe seismo-electromagnetic anomalies in the lithosphere, atmosphere, and ionosphere, eight networks of magnetometers, electrode arrays, corona probes, FM tuners, Doppler sounding systems, ionosondes (ionospheric radars), GPS receivers, all sky cameras have been constructed and routinely operated. We find that obvious anomalies in geomagnetic total intensity near the two ends of the Chelungpu fault at least one month before the 1999 Chi-Chi earthquake, annual rate changes of the geomagnetic total filed tend to be small values about 2 years before large earthquakes, and ranges of the diurnal variations anomalously change 1 month before and during large earthquakes. Meanwhile, we report anomalous fluctuations of atmospheric electric filed as well as significant decreases of ionospheric electron density and total electron content 1-5 days before large earthquakes.

2月9日:インドの衛星、世界中の地震予測の可能性 (Spaceref)

* 関連:Changes in stress pattern around epicentral region of Bhuj earthquake of 26 January 2001 (GRL)

2006年合同学会レギュラーセッション:地震・地殻活動に伴う電磁気現象

震源域からの電磁放射や大気・電離圏異常など地震・火山活動に関連する電磁現象(SEMS) を総合的に論ずる。SEMSのメカニズム解明を目指し,大気圏・電離圏擾乱等やその発生機構,地圏・大気圏・電離圏結合機構も議論する。地震直前のSEMS及び他の現象との関係に関する発表も歓迎する。外国人含むレビュー講演で構成する,AOGS対応のインターナショナルセッションと,日本語での一般講演の2部構成とする。

* 予稿原稿投稿は1月10日~2月8日です

2月1日:宇宙科学研究本部年次要覧 (JAXA)

地震の電離圏への影響
教授 小山孝一郎         東京学芸大学,助手 鴨川 仁
ブルガリア,地球物理学研究所 I. Kutiev システム技術本部,副主任研究員 児玉哲哉
 昼間の電子温度は電離圏の微妙な変化に対して,敏感である.
 これを利用して「ひのとり」により得られた電子温度の地震前後の振舞いを調べ始めた.地震発生を中心としてその前後に電子温度が大きく現象する場合があるが,一方では全く見られないときがある.
 先ず電離圏電子温度のモデルを作り,そのモデルからの電子温度のずれを調べるこの手法は地震に伴う電磁気現象の研究において新たな展開を開く可能性を有していると思われる.

1月30~31日:第10回 生存圏波動分科会プログラム(京大生存圏研究所)

 WAVE10-06 吉田彰顕(広島市大)
 (招待講演)VHF帯における自然電磁現象の観測

1月26日:QuakeFinder Aces Award for Innovation in Earthquake Forecasting (PR Newswire)

 Quakefinder、California Space AuthorityのSpotBeam Awardsを受賞。
1月25日:第25回地震電磁気セミナー

1月23日:张衡地动仪被疑真实性 专家复原神器揭秘(组图) (中国網)

 由于地动仪是一个科学仪器,没有地震专业知识的人,几乎无法判断它的科学价值,只能把它看成是一个,具有中国千年文化传承的艺术品。但这件事却在年青的李先登心理画上了一个大大的问号。这疑问在心里埋藏了很多年。但是在2004年的夏天,当他在网上看到了河南省博物馆发出的声明时,他意识到这也许正是改变的机会。


1月21日:Giant ionospheric disturbances excited by the M9.3 Sumatra earthquake of 26 December 2004 (GRL)

 Liu, J. Y.; Tsai, Y. B.; Chen, S. W.; Lee, C. P.; Chen, Y. C.; Yen, H. Y.; Chang, W. Y.; Liu, C.
1月19日~3月18日:なゐふる -地震を科学する-(国会図書館)

 日本において学問としての地震研究が始まるのは明治時代。研究の初期に中心となったのは、ミルンやユーイングなどのお雇い外国人でした。大地が揺れるという現象をほとんど経験してこなかった彼らにとって、日本をたびたび襲う地震は驚異の的だったのです。外国人主導で始まった日本の地震学ですが、彼らが帰国した後は、日本人の研究者に受け継がれ、日本に根ざした近代地震学が築かれていきます。
 1923年、恐ろしい被害をもたらした関東大震災は、日本の地震学にとって大きな画期となりました。それまでの研究方針への反省をもとに、そこからの脱却を目指した新たな一歩を踏み出します。若い研究者の活躍が目立ち始めた昭和初期を経て、やがて始まる第2次世界大戦は地震研究にも暗い影を落としました。そして戦後から現代へ。積み重ねられてきた地震研究の成果はどのようなかたちで社会にいかされているのでしょうか。
1月17~19日:第22回 宇宙利用シンポジウム (JAXA)

 極超長波(ELF Waves)地球放射波の電離層突き抜け特性と衛星による観測について
 畑 雅恭、馬場 清英、藤井 隆、太田 健次、内匠 逸

1月18日:震災対策技術展 実用化の「最新」紹介(神戸)

 防災対策の向上を目指す「震災対策技術展」(神戸国際観光コンベンション協会、神戸市防災安全公社主催)が十七日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場で始まった。十八日まで、南海地震への備えや住宅の耐震化など「減災」をテーマにしたセミナーや、企業が実用化した最新技術の展示がある。
 「「次の南海・東南海地震にどう備えるか」と題したセミナーでは、産業技術総合研究所(東京)の「小泉尚嗣さんが予知の可能性について講演。過去の南海地震で「地殻変動に敏感に反応する地下水の変化が繰り返し見られた」と解説し、来年度から想定震源域に観測所を設けて長期的に監視する計画を明かした。
 住宅の耐震化については、神戸市の担当者が取り組みを報告。市民アンケートの結果から「高額な費用負担が耐震改修の壁になっている」とし、震度6弱程度の揺れなら瞬時には倒壊しない、安価な小規模改修への助成制度を創設したことなどを紹介した。
 一方、技術展示では、家具の転倒防止器具の効果を確かめる震動実験や、衛星写真とアニメーション技術を活用した津波シミュレーションの映像があり、参加者の関心を集めていた。(田中陽一)

1月11~12日:日本大気電気学会第74回研究発表会

 大学院博士前期課程2年・早川研究室 前川慎光君が日本大気電気学会より表彰

1月9~13日:The 4th International Workshop on Statistical Seismology

 Topics and Abstracts

1月6日:First laboratory measurements of seismo-magnetic conversions in fluid-filled Fontainebleau sand (GRL)
この論文のポイントは、検出が難しいとされる流動電位起源のseismo-magnetic signalを実験的に捉えているところです。seismo-electric signalとカップルした結果を得ているところも評価できます。(長谷@産総研さん)
* 関連:Laboratoire Souterrain à Bas Bruit
1月4日:Additional evidence on some relationship between Seismic Electric Signals (SES) and earthquake focal mechanism (Tectonophysics)

 P. Varotsos, , N. Sarlis, E. Skordas and M. Lazaridou