【特番】 リサーチャーズ 地震予知の探究者たち | 地震予知研究最前線 長尾年恭
【講演】 地震予知研究の歴史と現状 上田誠也
【書籍】 地震予知の最新科学 佃 為成
     地震予知の科学 日本地震学会地震予知検討委員会 編 Making of 地震予知の科学 *

(日本地震学会からの回答)地震及び火山噴火予知研究計画の次期計画検討にかかるアンケート調査 [pdf]

NHESS - Special Issue

 Seismo-tectonic electromagnetic effects and precursory phenomena
 Editor(s): M. Contadakis and P. F. Biagi
Tectonophysics, Volume 431, Issues 1-4, Pages 1-302 (20 February 2007)

 Mechanical and electromagnetic phenomena accompanying preseismic deformation: from laboratory to geophysical scale
 Edited by Konstantinos Eftaxias, Vittorio Sgrigna and Tamaz Chelidze
2007年第6期:天地一体的地震観測(航天員)

 最前線発表:天地一体地震観測 | “TREMOR”系統及其“成員”亮相(新波網)

* 関連:Technology Resources for Earthquake Monitoring and Response (TREMOR)
* 参考:《航天員》

12月27日:第40回地震電磁気セミナー

12月19日:地震予知研究協議会

 平成18年度項目別成果報告と平成19年度実施計画を掲載しました。
(電磁気的変化と地殻内流体)
 VHF帯の散乱波が地震発生前に変化する可能性を検討するための観測が北海道で平成14年12月から始められている。地震発生前に散乱波が観測された地震のうち十勝沿岸で発生したマグニチュード4.7とマグニチュード4.0の二つの稍深発地震について、広尾局において散乱波の到来方向を求めることに成功し、どちらもほぼ震央方向から到来していたことが判明した。また、北海道東部で発生した地震と散乱波の関係を調べたところ、これまでに調べられていた日高地域と同様に、散乱波の継続時間と最大震度との間に相関があることが判明した(北海道大学[課題番号:1006])。
Source: 「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」平成18年度年次報告(項目別)

12月18日:「巨大地震2030年にも」 尾池和夫・京大総長が新著で予想(産経)

 地震学者である尾池和夫・京都大学総長(67)が、阪神大震災後の地震研究の成果を まとめた「新版 活動期に入った地震列島」(岩波科学ライブラリー138)を出版した。震災直後の講演などをまとめた旧版は今後の地震活動などに関して満足できる内容ではなかったといい、新刊では南海トラフを震源とする巨大地震が早ければ2030年に発生するとの予想も盛り込んだ。
 著書で尾池さんは、阪神大震災の後、西南日本では大きな地震が続いており、本格的な地震活動期に入ったと分析。研究成果をもとに、西南日本沖でフィリピン海プレートが沈み込んでいる「南海トラフ」での巨大地震は2040年から2050年あたりに起こりそうで、早ければ2030年と予測。大阪や名古屋にも津波が到達するとみており、早めの対策を呼びかけている。
 また、観測態勢の充実についても記述。平成16年9月に三重県南東沖で起こったマグニチュード7クラスの地震では、室戸岬沖のGPSを使った津波計が作動し、岬に到達する約10分前に津波を検知。台風のため海面が5メートルの高波で大荒れの状態であったにもかかわらず、台風による波と津波を波長の差をもとに区別できたというエピソードも紹介している。
 地震予知の現状については「数日前の予報にはほど遠い段階」というが、プレート境界や活断層帯一面に各種センサーを張り巡らせることができれば必要な研究データが得られ、「かならず20年以内に人類に貢献する成果をもたらす」と述べている。B6判、1260円。

* 編集部からのメッセージ(岩波書店)

12月17~18日:これからの地磁気観測とCA研究(地震研究所)

 CA研究会論文集 2008 Web版

12月10~14日2007 AGU Fall Meetingレポート


 Global Adventures in Earthquake Predictability Experiments I
 Global Adventures in Earthquake Predictability Experiments II
 Global Adventures in Earthquake Predictability Experiments III
 Theory and Applications of Electromagnetic and Thermal Anomalies During Earthquakes I
 Theory and Applications of Electromagnetic and Thermal Anomalies During Earthquakes II

* 関連:Large earthquakes may broadcast warnings, but is anyone tuning in to listen, asks Stanford researcher (Stanford Univ.)
    Link examined between quakes and magnetism (Inside Bay Area)
Still, with evidence mounting that the signals might be real, some scientists are calling on the federal government to develop a network of electromagnetic sensors to detect such signals before quakes. Even skeptics agree more detection is necessary.
"We need a much more comprehensive (electromagnetism-monitoring) network," Johnston said.
But Bill Ellsworth, a prominent Geological Survey geophysicist, said that in the absence of an infinite amount of federal funding, first priority should go to the development of more seismic-detection networks that -- unlike earthquake alarms -- are based on well-understood physical principles.
Source: Evidence Mounts for Electromagnetic Earthquake Precursors (Wired News)

12月10日:日本学者早川正士博士が当研究所を訪問(中国地震局地震物理研究所)

12月8~9日:第2回「地文台によるサイエンス」シンポジウム(地文台倶楽部)

 ~ 極限エネルギー宇宙物理から地球科学まで ~

12月7日:【特報 追う】どう使う「産業遺産」の看板 宮城・細倉鉱山(産経)

 鉱山まで1時間弱。現在も操業している細倉金属鉱業の佐藤幸則さん(47)が案内してくれたのは、江戸時代から鉱山の従業員を見守り、昭和の最盛期には鉱山の住民であふれかえったという細倉山神社だ。(中略)
 だが、しばらく歩き明治時代に掘られたという鉱脈に通じる「坑道」に入り、気分は大きく変わった。直径2~3メートルの穴が、総延長約600キロ、深さ約600メートルまで続く。しゃがんでもギリギリの穴だった細倉山神社近くの江戸時代の坑道「たぬき掘り跡」と比べても近代化の底力が感じられる。いまも秋田県立大の地震予知研究のため、坑道にはトロッコが走るという。

* 関連:平成19年新潟県中越沖地震の発生時刻における地中空間電界の観測(AOBセミナー)

12月3日:地震部会/火山部会 地震及び火山噴火予知観測研究に関する次期計画検討委員会(第3回)配付資料(測地学分科会)

12月3日:UQ researchers break new ground in earthquake predictions (University of Queensland)

 Research team leader Dr Huilin Xing said the AGU's last-minute inclusion of the UQ research in an added special session entitled “The 2007 Sumatra Seismic Sequence”, reflected the significance of the work.
 The predictions were made using advanced computer simulation software developed as part of a research program under Dr Xing, with researchers utilising the ESSCC's Altix supercomputer – one of the fastest in Australia – to model scenarios and determine the highest risk areas.

* 参考:地震発生及び地震波伝播予測のための有限要素法並列ソフトウェアシステムの開発(CHIKAKUシステム)

12月1日:日本大学生産工学部 第40回(平成19年度)学術講演会

 地震の前兆を検出する電波伝搬変動に関する研究
 日大生産工(学部) ○金井 紳太郎 日大生産工 田中 將義
 地震予知に向けた長波電波搬変動検出の研究
 日大生産工(学部) ○宮澤 達博 日大生産工 田中 將義

11月30日:第39回地震電磁気セミナー

 今回は特別講師として東京大学地震研究所の上嶋誠准教授をお迎えし、「能登半島地震における電磁場観測(仮題)」という話題について15時半よりお話頂けることになっております。

11月27日:地下水で地震を予測する(国際科学技術財団)


11月22日:Environmental monitoring with Smotr (Novosti)

 Under the program, the fleet of natural-resources satellites must include meteorological observation craft (three Meteors and one Elektra in a geostationary orbit); Earth monitoring craft (two Kanopus-V and two Resurs craft); and two dual-capable craft (radar-carrying Arkons).

* 和訳:地球観測システム「スモートル」、能力は素晴らしいが実現には時間掛かりそう

11月18日:国防科学工業委員会:全面的“第11次5ヵ年”宇宙飛行発展計画実行推進 (COSTIND)
11月16日:朝日新聞科学部創設50周年記念シンポジウム 「科学技術と国家」

 今、日本の科学技術政策は、総合科学技術会議があらゆる政策のヘッドクォーターになっています。ところが、この総合科学技術会議のメンバーを見ると、一番多いのが政治家と官僚なんです。サイエンス・コミュニティの人は、ほんの数人です。そういう会議に日本の科学技術政策を任せておいていいのかという問題と、先ほどのヒューマンリソースの問題で日本は危機的な状態にあるが、それはこのままでよいのか。そのほかにも研究資金の問題など課題が山積みです。
 そもそも研究費は当初目標の対GDP比1%に及ばず、まだ0.68%ですから、基本的には基礎教育・高等教育系政府投資を増やさないと、日本の科学技術全体がゆがんだ構造を直せないわけです。それをどこへ、どの費目を通じて投入すべきなのかというのは大問題なんです。そういう大きな話をだれが決めるべきなのかということですが、実はそこが見えないんです。要するに、カーテンの向こう側で文科省官僚が、何かわけのわからないネゴシエーションの中で決めてしまうという、それがまさに国家基幹技術の決まり方なんです。(中略)

 先ほどちょっと政治の話が出ましたが、国策決定者の一番大きな部分は、政治家です。日本の政治家と国家と科学技術を考えるときに一番問題なのは、日本の政治家があまりにも科学技術を知らないということです。今、例に出したのは、たしか科学技術庁長官もやったような人なんですが。日本の科学技術庁長官というのは大体お飾り的で、ほんとうに長官としての役割を果たした人はほとんどいない、そういう国なのです。
 国会議員の中で、理工系のバックグラウンドを持った政治家が、日本ほど少ない国はない。しかも、キャビネット、つまり内閣にはほとんどいない。例えば、中国の場合は中央委員会はほぼ全員が理工系です。日本は、全体としてほとんどいない。だから、国策の一番の決定過程のところに、日本の科学技術政策の一番根本的な欠陥があると、僕は思っています。(立花 隆)

* 科学なき者の最後(敗戦真相記)
11月14日:Time to rejoin space race, say scientists (ABC Science Online)

 The A$30 million Lightning mission aims to put two satellites about 400 kilometres above the earth with the capacity to change the height of orbit by firing thrusters.
 "That would be a world first," Cairns says. "Lightning would open the door to Australian remote sensing capability and having instruments of our own that we control."
 He says Lightning will track changes in the atmosphere and ionosphere as well as play a role in climate change and remote sensing research.

* 関連:Decadal Plan - National Committee for Space Science (Australian Academy of Science)

11月13~16日:2007 Infrasound Technology Workshop (SMDC Monitoring Research Program)

11月12~16日:10th International Seminar "Low-frequency wave processes in space plasma" (IZMIRAN)

 プログラム

11月12日:シンポジウム「巨大地震学からリアルタイム地震学へ」(稲盛財団)

 基調講演 上田 誠也 「我々の体験した固体地球科学の革命

* 参考:金森博雄先生京都賞受賞記念 シンポジウム(京大防災研)

11月9日:Seeking Nature's Inner Compass (Science)

* 関連:渡りの航法渡り鳥の磁場検知、青色光に敏感な光受容体分子が寄与か (nanonet)

11月8日:ロシア科学アカデミー電磁衛星専門家が地震預測研究所を訪問(中国地震局地震預測研究所)

11月7日:謎の米軍施設『HAARP』、研究内容の一端が明らかに (Wiredvision)

* 参考:DEMETER Satellite Observations of HAARP generated ELF/VLF Signals (PARS Summer School 2006)

11月6~7日:International Workshop on Seismo-Electromagnetic Phenomena (IWSEP2007)

 プログラム

* International Workshop on Seismo-Electromagnetic (LIPI)
11月5日:ISASニュース No. 319 (JAXA)

 台湾の宇宙科学を応援する 台湾国立中央大学・客員教授 小山 孝一郎

11月1日:楠城一嘉博士講演会(第38回地震電磁気セミナー)

 今回は特別講師として、チューリヒ工科大学の楠城一嘉(なんじょうかずよし)博士をお迎えして、「地震予測をテストする:ヨー ロッパでの最近の動向と日本におけるテストセンター設立へ向けての提案」として近年世界各国で盛んになりつつある、地震カタログを利用した地震発生の予測手法のいくつかについてレビューを含め、最先端の情報をお話いただける事になっております。

学士会会報 No.867:地震を予知すること 山岡 耕春

 地震に先行する電磁気的異常についても古くから研究されている。前兆現象としては前述の前兆すべりが最有力候補であるとしても、特に内陸の活断層においては前兆すべりが非常に小さく、その歪み変化を直接捉えることは絶望的に困難である。そこで、そのような小さな変化が電磁気的現象によって捉えられればこんなに嬉しいことはない。電磁気学的直前予知の研究の必要性は学士会会報第865号で上田先生が力説しているが、まさにその通りである。ただ、電磁気学的信号といっても、地震現象は力学的現象であり、力学的現象から電磁気学的現象に変換されて地表にまで運ばれる必要がある。そのようなしくみについてはいくつかの有力なモデルが提示されているが、まだ検証されていない。
10月31日:Earthquake Predictors Gather Data From Quake (NBC11)

10月26日:宝永地震から300年  尾池和夫(京都大学メールマガジン)

 科学技術立国を目指すならば、日本にとって大事なことは、大規模な地震が発生する数日前の予報を実現するために、今から南海トラフの観測をすることである。地震の前兆現象の仕組みを科学者が理解した上で、その観測ネットワークを整備し、観測記録を常に分析して判断するという技術を持つと、地震の直前予報が可能になる。研究の進んでいない分野であり、実用的な技術に発展するまでには長い年月が必要であろう。次の南海地震が発生するまでには時間があるから、この地域に地震前兆現象をとらえるための観測網を設置して研究体制を作っておくと、次の南海地震の予報を出すことができなかったとしても、その前兆現象を記録に残すことができて、世界に大きな貢献ができることになるのは間違いない。

* 関連:地震の短期予知に向けて 次の南海地震の観測を(高知)
10月24日:南海地震 松山に予測井戸(読売)

 30年以内に約50%の確率で発生すると予想されている南海地震に備え、独立行政法人「産業技術総合研究所」(茨城県つくば市)の研究グループが、地震予測を行うための井戸を松山市南江戸の松山総合公園内に掘ることになり、23日、現地説明会が開かれた。地震発生の直前には震源地近くで地下水位が下がるとされており、同グループは約2億6000万円をかけ、来年2月末までに30~600メートルの井戸3本を掘り、最深部に取り付けた水位計などで観測を行う。
 同研究所によると、南海・東南海地震は7世紀末以降に9回発生しており、道後温泉ではこのうち4回で温泉が止まったり、水位が下がったりしたという。次回の地震時にも同じ予兆が観測される可能性が強く、同研究所は四国や紀伊半島に2006~07年度で計12本の井戸を掘り、08年度から観測を始めることにした。

* 参考:地下水で東南海・南海地震を予測する(名古屋大学防災アカデミー)

10月22日:地震及び火山噴火予知観測研究に関する次期計画検討委員会(第2回)(測地学分科会)

 地震及び火山噴火予知研究計画の次期計画検討にかかるアンケート調査結果(関係学会)

10月19日仙台放送開局45周年記念特別番組


リサーチャーズ 地震予知の探究者たち
| 宮地真緒が特番PR(サンスポ)

* 関連:宇宙から地震を予測できるか? Demeterの回答 (Ciel et Espace Radio)

10月17日:当所専門家、電磁探測衛星利用の地震監測早期警報国際シンポジウムに参加(中国地震局地震預測研究所)

* 参考:宇宙開発第11次五カ年計画 (COSTIND)

10月17日:Q&A 日本は沈む?(山岡@名大さん)

* 参考:地震はどこまで予知できるか(サイエンス チャンネル)

10月15日地震予知の最新科学(ソフトバンク・クリエイティブ)

 大地震が起こるたびに切望される「地震予知」。しかし、いまの科学で地震の発生をどこまで予知できるのでしょうか? 本書では、予知研究の最前線に立つ東京大学地震研究所の佃 為成准教授が、「地震」と「予知」に対する疑問に、最新の研究成果を踏まえ、答えていきます。

* 関連:地震予知の夢(地震ジャーナル 48, 2009)
* 参考:地震研究所の予知研究(地震予知研究ノート No.4, 2009.1)

10月9日:岡田 義光 氏「役に立つ地震学目指して」(サイエンスポータル)

- 石橋克彦氏による東海地震説後、地震予知のために相当な公費が投入されましたが、それに見合った地震学の進歩はあったのでしょうか。

 地震の前兆探しのような、狭い予知研究に偏っていたとは思っていません。ただ、予知を言わないと予算が付かないので、「予知に役立つ」といって予算をもらっていた側面はあり、反省しなければならないと思います。言っていることと、やっていることに乖離(かいり)がある、予知を便法に使った、と批判される面は確かにあったかもしれません。
 1995年に阪神大震災が起きて、予知という言葉が魔女狩りのようにたたかれ、政府の地震予知研究推進本部も地震調査研究推進本部に変わりました。私の当時の肩書きも地震予知研究センター長から地震調査研究センター長に変わりました。ただ、側杖を食って火山噴火予知研究室まで火山噴火調査研究室と変えられたのは、やりすぎではないかと思いました。噴火は予知できると思っていましたから。
10月5日:Technology Resources for Earthquake Monitoring and Response (TREMOR) (ISU)

 This years Team Projects included a space traffic management plan (if our satellites are about to crash into each other who has to move?), a lunar archive of historical and biological materials (what would you need to know and what would you need to have on hand to restart society if any part of it was lost?), a report on the future of on-orbit servicing, and a report on using satellites to monitor and respond to earthquakes. (Wired)

* 関連:Socio-economic benefits of using space technologies to monitor and respond to earthquakes (58th IAC)
* 参考:平成19年度 国際宇宙大学サマーセッション派遣 報告書(大木@東北大さん)
    サマー・セッション・プログラムについて(国際宇宙大学日本連絡事務所)

10月5日:日本海側の冬の雷雲が40秒間放射した10MeVガンマ線を初観測(理化学研究所)

 リリース本文

10月2日:United States Patent 7277797

 Prediction system and method

地球科学2007年9月:能登半島地震前後の環境放射能の変動

 小村和久、稲垣美幸、西川方敏、中西 孝,早川和一、唐 寧、楊小陽、飯田孝夫、森泉 純

 地震発生前後に震源地に近い輪島市西二又で採取した大気浮遊塵の測定により、地震発生の約3週間前からラドン濃度が増加し、地震後に速やかに低下し約2週間で通常レベルに戻ったことが明らかになった。十分な観測密度でラドンの連続観測を行えば、少なくとも直下型地震に対しては前兆を検知出来る可能性が高いと考えられる。

* 関連:3B04 輪島市西二又における2007能登半島地震前後の環境放射能変化(2007日本放射化学会年会・第51回放射化学討論会)

9月29日:震源に電気通しやすい場所 京大などが能登地震で確認(京都)

 大規模地震の震源域の地下には共通して電気を通しやすい領域があることを京大防災研究所などのチームが、今年3月に起きたマグニチュード(M)6・9の能登半島地震の震源域調査で確認。名古屋大で開かれた地球電磁気・地球惑星圏学会で29日発表した。
 同チームは、これが地震の起きやすさに関連している可能性があると推測している。
 断層の深部に水などの流体が存在すると、地震が発生しやすくなると考えられているが、同チームは水などに電気を通しやすい性質があることに注目。東大地震研や東京工業大など全国8大学と共同で、能登半島地震後の4月4日から1カ月間、同半島の26カ所で地表面に磁場センサーと電極を設置して観測した。

9月29日:EMSEV Business mtg. Perusia minutes (EMSEV)

 平成19年度代表派遣:第24回国際測地学地球物理学連合総会(日本学術会議)

9月26~29日:水文学的・地球化学的手法による地震予知研究についての第6回日台国際ワークショップ(地震学会ニュースレター)

 ワークショップ予稿集(地質調査総合センター)
9月19日:Edinburgh Lectures 2007/2008 (The Royal Society of Edinburgh)

 Avdeev's perspective came from three flights aboard Mir, the Soviet space station in orbit for 15 years before being abandoned in March 2001. Cosmonauts were able to monitor volcanoes and work on perfecting earthquake prediction techniques by making observations from above.
9月18日:地震との関係は?発光現象実験を撮影 (TBS)

* 関連:岩石(花崗岩)破壊に伴う発光現象(「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」平成16年度年次報告)

9月14日:Ames Scientist Studies Pre-Earthquake Behavior (NASA)

9月13日:地震と噴火、予知の研究計画一本化…文科省方針(読売)

 文部科学省の測地学分科会は13日、5年ごとに作成している地震予知と火山噴火予知の研究計画について、次期計画が始まる2009年度から一本化することを決めた。
 両計画は日本の地震予知研究と火山噴火予知研究の全体方針を示すもので、両計画に基づいて、国立大学や気象庁、国土地理院などに予算が配分されている。だが、国立大学の法人化で、研究予算が削減傾向にあり、火山学者の間からは、このままでは大学が担っている火山の監視にも影響が出かねないとの意見が出ていた。このため、同分科会は、地震計など同じ種類の観測機器を使う両計画を統合することにした。

次期予知建議策定のためのアンケート(地震学会)

9月11日:地震学会ニュースレター Vol.19 No.3 (Sep 10, 2007)

 新名誉会員紹介:上田誠也氏

9月10~11日:5th International Workshop on Remote Sensing Applications to Natural Hazards (SPACE POLICY INSTITUTE)

 Learning new methodologies to deal with large disasters: Multisensor approach of analyzing atmospheric signals and search for possible earthquake precursors.
 by D. Ouzounov, S. Habib, F. Policeli, P. Taylor

9月10日:登場から30年、訓練はするが諦め気味の地震予知 (AERA)

9月4日:Russian satellites: smaller, lighter, cheaper (Novosti)

 More than 10 Neva-based projects have been selected and screened. The mini-satellites can be launched by any existing launch vehicles, depending on their power, either singly or in clusters, but the emphasis will be on combined air and space launches. [和訳]

* 関連:Nano-Satellites ・Future of the Future (Russia-IC)

9月2~3日:Taiwan-Japan Workshop on the Earthquake Early Warning system(國家災害防救科技中心)

 台湾中央気象局訪問記

9月2日:米国の地震観測体制 (Spaceref)

* 関連:地震の予測についてほか
8月28日:科学(2007年9月号)

 巻頭エッセイ:科学研究のあり方,忘れられた一つの局面

8月27日:平成19年 電気学会基礎・材料・共通部門大会(電気学会)

 B. 電磁界技術を利用した自然災害の監視と予測 -従来技術と新たな挑戦-

8月23日:Scientific research urged in quake forecast (GOV.cn)

 回良玉強調:推進地震科技創新 増強防震減災能力

8月21日:Turkey Makes Major Investment in Earthquake Research (Eos, Vol. 88, No. 34, 21 August 2007)

8月15日:Magnitude 8.0 - NEAR THE COAST OF CENTRAL PERU (USGS)

 Possible earthquake lights observed at Lima.

* 関連:Earthquake lights in Peru? (Physics Forums)|Peru earthquake lightning (YouTube)

8月9日:謎の光の正体は!?世界初!!地震に伴う発光現象を再現 (MBS)

 1月26日の「地震発光現象ワークショップ」の模様

* 関連:岩石の発光メカニズムに関する実験的研究(京大防災研)

8月8日:中国、地震予知技術の開発を強化 (CRI)

7月:地殻化学実験施設(理学部ニュース 2007年7月号)

 地殻化学実験施設は,昭和53年(1978年)4月に理学部の附属施設として新設されたので,来年で30周年を迎える。「地殻化学」という名称は,口あたりがよく憶えやすい名前であるが,理化学辞典や地学事典に項目として載っている学問分野ではなく,対応する英語名もない。あえて言えば“Chemistry of crust”である。また,当施設の英語名称は“Laboratory for Earthquake Chemistry”であるが,これを日本語に直訳した「地震化学」とも異なる。このような名称が付けられるに至った背景には,創設当時の関係者の苦労が込められている。


7月27日:第13回防災セミナー(日本技術士会北海道支部)

「地震研究から予報の実用化へ - 前兆現象としてのVHF電波伝播異常 - 」
 北海道大学理学院付属地震火山研究観測センター 研究員 森谷 武男

* 講演録 | 発表の模様 [pdf]

7月27日:科学技術の“粉飾決算”は許されるか(日経BP)

 宮田秀明
7月25~27日:Bilateral Seminar Italy-Japan on Electromagnetics in Seismic and Volcanic Areas

 多大な努力にもかかわらず、短期地震予測はまだ達成されていません。近年、地震に関連する電磁気現象が報告されており、ここ15年間に地震電磁気という新しい科学分野における国際的研究が、日本が実施した地震フロンティア研究(宇宙開発事業団・地震リモートセンシングフロンティア研究及び理化学研究所・地震国際フロンティア研究)の終了後も日本、ロシア、台湾、中国、ギリシア、フランス、イタリア、インド、メキシコ及びアメリカ等の多くの国々で実施されています。
 本ワークショップの目的は、地圏、大気圏及び電離圏・磁気圏において発生する地殻活動に関連する電磁気現象及びその関連現象に焦点をあてます。特に本セミナーでは、日本とイタリアにおける地震電磁気研究の現状と成果について議論を行います。

* 関連:服部研究室

7月25日:衛星観測地震国際シンポジウムがインドネシアで開催(新華社)

 中国国家航天局とインドネシア航空宇宙局は25日、ジャカルタで衛星観測地震国際シンポジウムを共催し、アジア・太平洋地域における地震観測分野の国際協力の実行可能性を強化します。
 中国国家航天局副局長Luo Geは、人類が1957年に打上げた初の人工衛星から、宇宙技術は広範に各領域に応用し、地震を含む災害の観測などの方面で、戦略的作用を発揮していますと挨拶する時言います。中国政府はアジア・太平洋地域のその他の国家と、災害防止と減少の方面の空間の資源を共有することを願い、当地区の発展途上国に防災・減災の宇宙技術と育成訓練管理を提供します。
 インドネシア航空宇宙局局長Adi Sadewo Salatunは、インドネシアは自然災害の比較的頻繁な島国の1つで、衛星による警告と地震等の領域の観測を、中国等の国は協力して展開することを希望します。
 議事日程によれば、シンポジウムは重点的に宇宙技術を利用して地震の可能性を予測することを探求します。
 紹介によると、中国、インドネシア、ロシア、タイ及び外国の空軍司令部と国連アジア太平洋理事会等の13の国家と国際組織の専門家と代表が会議に出席し、シンポジウムは27日に終了します。

* 関連:国家航天局代表団出訪印尼 (CNSA)
    LAPAN-CNSA Selenggarakan Workshop Berskala Internasional (lapan-promote)
    International Workshop on Early Warning and Monitoring Earthquake by Using Electromagnetism Detecting Satellite held in Jakarta, Indonesia (AP-MCSTA)
    SPACE OUTLOOK (ibid)

7月20日:Tech To Buy Japan Time To Brace For Quakes (NBC11)
"People are looking for the silver bullet," said the Southern California Earthquake Center's Jordan, who is also a seismology professor at the University of Southern California. "It seems logical that something would happen before an earthquake. [But] there is no signal that is diagnostic."

Others still hold out hope. Bleier of QuakeFinder prefers to talk about "forecasting" rather than "prediction" - but regardless of which term you use, he believes the feat will be possible someday.

7月13日:Signing of the contract on creation of the Belarus space complex (Roscosmos)

 Kanopus-Bの打上げが2009年に

* 動画:New Belarusian satellite to be launched at the end of 2009 (The National State Teleradiocomany)

7月:Kompas-3打上げなさげ・・・

6月26日:Successful work in orbit "Resurs - DK1" (Roscosmos)
On KA "Resurs-DK" is conducted also the experiment of the Moscow physical engineering institute (state university) "Arina". Its purpose: a study of the prognostic characteristics of the opened by MEPhI seismomagnitosfernogo phenomenon - it is splash the high-energy charged particles in the near-earth outer space of seismic nature, which come out as foreshocks. Data on the study of the characteristics of those discovered it is splash particles already today they made it possible to make conclusions about the special features of the physical processes of interaction of the high-energy particles of radiation belts with the excited geomagnetic tube, which is rested on the center of the prepared earthquake.
* 関連:1月22~26日↓

6月22日:日本学術会議の勧告と地震予知(京都大学メールマガジン)

 地震予知という言葉に国民の多くが期待を抱くとき、その意味は、大地震発生の数日前の予報という意味の地震予知であろう。これはまだ実用化にはほど遠い段階の基礎研究の課題である。1995年兵庫県南部地震のような大地震が起こると、後の調査では、かならずざまざまの前兆現象があったことがわかっている。このことは、その地域にまもなく起こる地震が大規模な地震であるということを、大地は数日前に知っているということを意味している。このことが、その大地の情報を解読する技術を私たちが手にしたとき、大地震に限っては、やがて数日前の地震予報が可能になるということを、私が確信する根拠である。

* 関連:地震予知研究の推進について(日本学術会議)

6月19日:第36回地震電磁気セミナー

6月5日:The Forecast of earthquake for Kamchatka has proved to be true (NTsOMZ)

* 関連:Прогноз землетрясения на Камчатке подтвердился (SSPC Pryroda)

6月4~5日:次期地震予知研究計画検討シンポジウム

 プログラム 2007年6月3日現在

6月1日:「地震予知へ…巨大プロジェクト」 (MBS)

 この先、高い確率で起きるといわれている「南海地震」を現代科学が解き明かそうとしています。
 阪神淡路大震災の30倍を超えるエネルギーの規模をもつ巨大地震なんですが、今、科学者たちが英知を結集して「地震予知」に向けて動きだしました。

5月30日:地磁気世界資料解析センター News No.103

 ルンピン地磁気観測所が閉鎖されて以来の台湾での磁場観測事情を伺ったところ、顔宏元教授が中心となって、国立中正大学(嘉義県民雄、台湾南部)と国立東華大学(花蓮県壽豊、台湾東部)の2ヶ所でフラックスゲート磁力計、プロトン磁力計による連続計測を行っているとのことでした。ただ、目的は地震に伴う電磁気現象の検出ということで、超高層現象の解析のために利用している人はいないそうです。
5月29日:トライボロジー会議 2007春 東京(代々木)

テーマ 「地震の発生メカニズム-巨大トライボロジーシステムの研究最前線-」

 近年、地震に対する関心がますます高まってきています。トライボロジー学会においても、地震現象を巨大なトライボロジーシステムと捉える視点に立ち、地震研究との関わりを強めたいと考えています。今回のフォーラムはその第一歩となるものですが、地震の発生メカニズムに関する研究最前線でのホットな話題を3人の講師の方々にご紹介いただいて、活発な討論・質疑応答を展開したいと思います。
5月28日:ELF観測計の養成訓練班は北京で行います(中国地震局)

* 参考:Application of zoom FFT technique to detecting EM signal of SLF/ELF (SpringerLink)

5月26日:地震予報士の誕生は何時~FM三角山~(さっぽろサイエンス観光マップ)

 さて北海道大学では、道内に図2のような電波観測施設を6ヶ所設置しています(2006年3月時点)。この施設で毎日いくつかのコミュニティーFM局の電波を観測し、データを北海道大学に送っています。
5月23~25日:UNIVERSAT'2007

 プログラム

5月23日:宇宙技術による防災に関するシンポジウム

 基調講演2「自然災害のオントロジー的探求から関連宇宙技術へ」ロドルフ・グジ教授 (イタリア宇宙機関 地球観測部長)

* 参考:The ESPERIA Project (INFN)

5月19~24日:日本地球惑星科学連合2007年大会

 21日:地震予知第22回記者懇談会と記者会見
21日18時00分より、101A号室において第21回SEMS研究会総会が開催されます。
東海大学海洋学部海洋建設工学科(大学院理工学研究科)のアイダン・オメル教授 に、
 ・GPSを用いた地震予知の可能性
 ・トルコにおける地震予知研究の現状
と題して18時15分ごろから30分ほどお話をお伺いします。最初のトピックでは2003年宮城県北部地震前に観測された前兆すべり(塑性変形)とも解釈される前駆的な地殻変動について、後者は北アナトリア断層で近い将来大地震発生が危惧されているトルコの地震予知の今についてお話いただく予定です。
 22日:地震・地殻活動に伴う電磁気現象
 23日:宇宙環境と宇宙テクノロジー
 24日:地震に伴う諸現象
 24日:大気電気一般
 24日:小型衛星による宇宙科学

5月18日:地震電磁気研究ステーション主催特別講演会

 講演者のO. A. Molchanov氏はロシア地球物理研究所の教授で、地震電磁気研究分野にて多くの貢献をされています。今回は最新の成果を発表されます。

 日時:平成19年5月18日(金)13:00~14:00
 場所:電気通信大学 西2号館801号室(早川研)
 講師:O.A. Molchanov教授(ロシア科学アカデミー、地球物理研)
 タイトル:ULF/ELF magnetic field variations from the atmosphere induced by seismicity

* 関連:Seismo-Electromagnetics as a New Field of Radiophysics (Radio Science Bulletin, No. 320, 2007)

5月15日:Natural Radioactivity, Earthquakes, and the Ionosphere (EoS) pdf

 Sergey Alexander Pulinets

* コメント:Earthquake Prediction: Facts Versus Hypotheses

5月10日:地震電磁気研究ステーション主催特別講演会

 A. P. Nickolaenko教授はELF/VLF波の電離層・大地導波管伝搬研究の世界的権威です。5月中電通大にて、(1)ELF波を用いた世界雷分布と地球温暖化モニター、(2)台湾地震に伴うシューマン共振異常などの共同研究を行います。

 日時:平成19年5月10日(木) 13:30 ~ 14:30
 場所:電気通信大学西2号館801号室(早川研)
 講師:A. P. Nickolaenko教授(ウクライナハリコフ電波理工学研究所)
 タイトル:Nuttall spectral window for wave analysis

Instrument from Uppsala gives warning of earthquakes (Horizon Uppsala, April 2007)
Its successor Compass-3 is being launched in December 2008, but new apparatus from Uppsala is planned to reach outer space as early as this year. A Mexican-Russian nanosatellite for earthquake research will contain three Swedish instruments: one from the Royal Institute of Technology in Stockholm and two from Uppsala, which bears overall responsibility for the instrument. In addition to a newly developed radio receiver, a socalled Langmuir probe will be measuring electron density in space plasma.
“It’s a classic Uppsala instrument for which we are the global leader,” Jan Bergman concludes.

4月26日:地震及び火山噴火予知研究計画に関する外部評価委員会(第2回)(文部科学省)

 外部評価委員からの意見(地震予知のための新たな観測研究計画(第2次))

4月15~20日:EGU General Assembly 2007

 NP4.05/US8 Earthquake prediction: what can be done with the best science available?
 Convener: Kossobokov, V.
 Co-Convener: Keilis-Borok, V.; Panza, G.; Simon, F.; Rouhban, B.

4月19日:Signs of preparation of earthquakes in space pictures (NTsOMZ)
One of actively developed directions of thematic processing space data in NTsOMZ is reception of thematic products with signs of preparation of earthquakes. One of last development of a department of thematic processing space data is offered to your attention.

4月10日:Sun-earth activity and the forecast of earthquakes (NTsOMZ)
On site NTS OMZ the section, devoted to forecasting and space monitoring of precursors of earthquakes prepares for the publication. At the moment the fragment of presentation ≪Sun-earth activity and the forecast of earthquakes≫ to the report presented on Readings of memory of Alexander Leonidovicha Chizhevsky on March, 29th, 2007 in the Moscow State University by it is offered to attention of experts. M.V.Lomonosova.
* 関連:Earthquakes Precursors Monitoring Using of Space Based Methods of Observations of the Earth (ISRSE 2005)

4月10日:地震及び火山噴火予知研究計画に関する外部評価委員会(第1回)(文部科学省)

 第7次計画までの地震予知計画はミッションオリエンテッドで行ってきた。つまり、あるシナリオがあり、長期予測、中期予測、短期予測、直前予測というモデルあるいは概念に沿って研究を進めてきたが、地震は想定していた通りにはならない。なぜかを考えたときに、それまでのモデル設計がおかしいというのが、第7次計画後の見直しであった。現計画の目標は、地震サイクル全過程を理解するということである。それができなければ地震予知は難しいというのが科学的知見である。繰り返し間隔の一番短い、南海トラフト周辺の地震であっても100年サイクルである。この意味では100年間やらないと結果が出ない。それを5年毎に、目標を定めて進めているのであり、5年間で全てが分かるような目標にそもそもなっていない。そのようなものが、ミッションオリエンテッドになるかについては、国民が判断すればよいと思う。我々の地震学の知識が役に立たないのであれば国民は支持をしない。支持が得られているということは、役に立つということ。地震予知という最終目標までは行っていないが、目標に至る過程での理解が防災に役立っていると考えられる。


地震予知計画の各次における予算額推移

* 関連:日本の災害対策(内閣府)
4月9日:能登半島地震による生活水の変化と現地調査報告(日本地質学会)

 金沢大学田崎グループ

4月2日:大規模科学技術基盤施設の建設計画を公表(科学技術政策ウォッチャー)

 11)地下資源と地震予測用極低周波電磁気観測ネットワーク

3月28日:Russia Places Order With SSTL For Satellite Platform Equipment (Spacedaily)

 リリース (SSTL)

* 参考:Kanopus-Vulkan (RESTEC)|KANOPUS-VULCANКанопус - Вулкан (NTsOMZ)

3月27~29日:日本原子力学会 2007年春の年会

 第VI区分 保健物理と環境科学
 LVSCによる大気中ラドン濃度の測定(直下型地震直前予知の可能性を探る)
 阪元 重康
 御前崎市での大気中ラドン222濃度連続観測
 森泉 純, 濃野 友紀, 山崎 直, 榊原 守, 飯田 孝夫
 ラドン長距離輸送モデルの空間分解能依存性の評価
 石田 将士, 飯田 孝夫, 山澤 弘実, 森泉 純, 濃野 友紀
 大気中ラドン測定用開放型比例計数管の試作
 酒井 真理, DWAIKAT Nidal, 井原 陽平, 石川 一平, 加田 渉, 岸 暖也, 佐藤 文信, 加藤 裕史, 飯田 敏行

3月27日:中国地震電磁観測試験衛星プロジェクト代表団がロシアを訪問(中国地震局地震予測研究所)

* 関連:劉玉辰副局長が調査研究の検査指導に地震予測研究所を訪問(中国地震局)

3月27日:山崎断層研究の第一人者が退官 京大防災研(神戸)

 県西部を横断する山崎断層帯研究の第一人者、京大防災研究所の渡辺邦彦助教授(63)=京都府宇治市=が、三月末で定年退官する。山崎断層を舞台にした地震予知研究に携わり、活断層の特異な挙動や地震発生にかかわる諸現象をとらえた。地下の動きを追う膨大なデータと格闘した三十年。支えたのは「地震災害を少しでも軽減したい」という思いだった。
 山崎断層の研究を始めたのは、防災研助手だった一九七八年から。先輩で現・京大総長 の尾池和夫氏から引き継いだ。
 山崎断層では同年、「地震予知テストフィールド計画」がスタート。地震学全般にわたる最先端の知見を駆使した国家プロジェクトのメンバーとして、データ収集と分析に明け暮れた。
 一九八四年五月、マグニチュード5・6の地震が発生。地震後の解析で、半年以上前から地震活動や地殻変動、電磁気現象に前兆的な変動があったらしいと分かった。「ひと筋の光明が見えた気がした」。地震前後の断層が示した独特の挙動を論文にまとめ、学位を取得した。
 ただ予知には懐疑的な見方があり、九五年の阪神・淡路大震災以降は防災・減災対策を急ぐべきとの意見が強まった。
 渡辺助教授は、内陸地震の予測の困難さを認めつつ「蓄積データからいずれ、予知につながる変化を見いだせるかもしれない。観測を続けることが大事」と強調する。
 退官後もデータ整理を続ける傍ら、ホームページで地域ごとの細かい地震情報を公開する夢も抱く。「住民の安心につながれば」と願う。(松本茂祥)

* 関連:nkysdb:渡辺邦彦温泉観測ネットワーク

3月27日:地震電磁気研究ステーション主催特別講演会

 講演者Natalia SMIRNOVA教授は本学と姉妹大学のロシア・サンクトペテルブルグ大学において地震電磁気現象の研究を行われています。特に、地磁気データ(ULF時系列データ)での自己組織化現象をフラクタル解析をはじめとするいろいろな手法にて解明するなど多くの業績を挙げています。多数御参集下さい。

 日時:2007年3月27日(火)14:00~15:00
 場所:電気通信大学西2号館801号室(早川研)
 講師:N.Smirnova(ロシア・サンクトペテルブルグ大学)
 タイトル:Seismo-electromagnetic Studies in St. Petersburg

* 関連:平成18年度研究ステーション研究成果報告書

3月22~23日:Astronomy and Astrophysics of Extreme Universe (CRC News)

3月21~23日:Asian Space Conference 2007

 Earthquake Research from Space: LEAP Microsatellite Design in Taiwan
 J.-C. Juang, J.-J. Miau, Y.-Y. Liu, B.-C. Chen, Taiwan (China)

3月19日:Influence of VLF (Very Low Frequency) transmittters on the ionosphere (DEMETER)

* 関連:Sample data:NWC(19.8[kHz])signals(早川研)

3月15日:防災分野の研究開発に関する委員会(第40回)議事録
(土橋課長) 一般論としてお聞きいただければと思うが、日本の地震学の研究者は地震学会で大体2千人、大学では旧7帝大のうち、大阪大学を除いて主に6大学と東工大である。これだけのプロジェクトができるところといえば、ある程度の規模でやろうと考えると、東大地震研であるとか東北大。地震調査研究推進本部の事務局をやっていて思うのは、多くの地震学者を擁しているのは東大と東北大と京大がメインである。九州大にもいるが、それは東北大から行かれたとか。基本的に地震関係の研究者の数があまり多くない。観測系、理論系いろいろあるが、特に観測系は十分多くないというのが現状であり、いわゆる科学技術基本計画の重点推進4分野であるライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料に比べるとあまりにコミュニティが小さい。
 防災はもっと広く、いろいろな分野の先生方がいらっしゃるが、地震学はそうではなく、いわゆる理学部の固体地球物理の先生がメインであるので、それを考えるとそれほど多くの応募はないものと考えている。それから、首都直下地震ということで首都圏をメインにやっていることもあり、全国規模であればまた別かもしれないが、地震学の分野は競争環境に乏しいことは否めない。

3月12~13日:地震予知のための新たな観測研究計画平成18年度成果報告シンポジウム

 プログラム(2007.3.7版)

3月9日日本学士会講演会

 上田誠也「地震予知研究の歴史と現状

3月7日:道半ばの地震予知、未科学から脱却へ(毎日)

 可能な限りデータを集め仮説を立て、あらゆる角度から検証する手続きが「科学」だ。地震研究では「予知」という困難な目標を共有する研究者らが、それぞれのやり方で「未科学」からの脱却を目指す。
 「電磁波に着目した予知には将来性がある。だが現時点では課題も多い。今やることは実際に予知することより、あらゆる事例をチェックすること」と、長尾教授は信条を語る。【須田桃子、永山悦子】

3月1日:第34回地震電磁気セミナー

 千葉大学 西千葉キャンパス ベンチャービジネスラボラトリー3階
 マルチメディア会議室・セミナー室

2月21日:第6回調査専門委員会(自然災害の予測と監視のための電磁界技術調査委員会)

 千葉大学西千葉キャンパス工学部15号棟110番教室
2月19~21日:The Polish-Ukrainian Workshop on Space Applications (CENTRUM BADAN KOSMICZNYCH)

Prof. V. Korepanov, Lviv Centre of Space Research Institute
"Project Ionosat - contribution of NSAU into first European Space Program. Main goal and implementation" [ppt]

2月19日:平成18年度中緯度短波レーダー研究会(名古屋大学太陽地球環境研究所)

2月17日:When animals predict earthquakes (Newscientist)

* 関連:Sentinel Animals (Mona-Lisa)

2月16日:「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォーム 第2期利用に向けた候補ミッション募集締切

2月15日:Investigation of ionospheric electron content variations before earthquakes in southern California, 2003–2004 (JGR)

 This work was supported by Quakefinder LLC and Stellar Solutions (under contract from NASA), subcontract QF204PU1 to Purdue.
2月13日:地震・雷・火事・親父のうち一番死亡確率の高い物はどれか (Gigazine)

 ちなみに当然ですが親父はランクに入っていません。

2月9日:Electric pulses some minutes before earthquake occurrences (APL)

 P. A. Varotsos, N. V. Sarlis, E. S. Skordas, and M. S. Lazaridou

2月8日:The spacecraft "Kompas-2" is put into operation (Novosti)

 Session of state commission for summing up of the results of flight tests by KA "Kompas-2" (Roskosmos)

2月6日:日本南日本新聞報導小山孝一郎教授受本所聘為客座教授(國立中央大学太空科学研究所)

2月3~4日:アウデエフ飛行士の札幌講演 (JAMSS)

 今日はビデオを使ってみなさんに、宇宙での生活や仕事の様子、そして不思議なこと や素晴らしいことをお話しましょう。宇宙で生活していると筋肉や骨が弱くなってしまい ます。私はこれを防ぐために、特別な運動靴を発明しました。今日はそれもお見せしま しょう。私が見た地震雲、そしてUFOも出てきます。

* UFOはネタですからね(^^;

2月2日:スウェーデン防衛研究局、地震予測の精度を上げる新手法を開発 (Invest in Sweden Agency)

* 関連:New method provides better earthquake warnings (idw)
* 参考:Use of stress tensor field for earthquake warnings (EGU)

2月1日:Early Warning For Earthquakes (IEEE Spectrum)
It's too soon to say whether Freund's theories will be upheld or refuted, but the balance of expert opinion and evidence clearly is beginning to shift in his favor. Bryant and others, in work not yet published, have compiled hundreds of anomalous infrared events that are sharply aligned with faults and preceded quakes.
* 関連:12月1日:Earthquake Alarm (IEEE Spectrum, Dec 2005)

1月26日:第846回地震研究所談話会

* 関連:地震予知研究はここまできた-「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」のレビューについて-(地震火山防災関係者との懇談の場)

1月26日:地震発光現象ワークショップ「どうして光るのか?地震にともなう発光現象をさぐる」(名古屋大)

 場所:環境総合館1階レクチャーホール | 講演録

* 参考:地震にともなう新しい電磁気学的現象(水谷 仁)

1月23日:中国地震電磁試験衛星のデータ処理・応用予備研究に関する公募(中国地震局)

 募集要項申請書

1月22~26日:SCIENTIFIC SESSION OF MEPHI-2007 (MEPhI)

37. BAKALDIN A.V., BATISHCHEV A.G., RAVENS S.A., GALPER A.M., GRISHANTSEVA L.A., KOLDASHOV S.V., NAUMOV P.JU., GARLICS V.JU., SHILOV V.A.
The Moscow engineering-physical institute (the state university)
Experiment "ARINA" on KA "Resurs-DK" on the study of prognostic characteristics is splash the high-energy charged particles - precursors of earthquakes


* 関連:Engeneer-physisist newspaper, No.4-5, 2007
 参考:Seismo-induced effects in the near-earth space: Combined ground and space investigations as a contribution to earthquake prediction (Tectonophysics, Volume 431, Issues 1-4)

1月17日:Russia and Ukraine: joining forces in space or going their separate ways? (Novosti)

Close cooperation is expected in the early forecasting of earthquakes from space. The Ukrainian program, "Ionosats," is intended to study the ionosphere's responses to all kinds of seismic effects. In its philosophy it is close to the Russian Kaompas, Vulkan and Arina projects.
1月17日:電磁環境研究会(電気学会)

 場所:大阪大学中之島センター10F ホール
 テーマ「地震電磁界

※この研究会は阪神地震12周年記念として,一般向け講演会を兼ねております。

* 関連:研究会 地震電磁波(風塵雷人)

1月16日:ラドン濃度で阪神大震災予知できた?放医研など研究(読売)

 阪神大震災をもたらした地震の発生を、大気中のラドン濃度のデータを使えば2週間以上前に予測できた可能性があったことが、放射線医学総合研究所(千葉市)や東北大などの研究でわかった
 地震のメカニズム解明や、予知の実現に一歩近づく成果として注目される。
 ラドンは、地中の花こう岩などに多く含まれる天然の放射性物質で、地震の発生などで岩石が破壊されると放出され、大気中の量が増える。
 研究グループは、阪神大震災の震源地から北東約25キロにある神戸薬科大(神戸市)で1984年から測定していた大気中ラドン濃度データを解析し、震災の約1か月前からラドン濃度が異常に上昇していたことに着目。
 94年9月1日から12月31日までのデータを、従来の研究で使われていた地震発生予測の計算式に加えたところ、地震の予想日は95年1月13日から同月27日の範囲となり、実際に震災が起きた同月17日がその中に含まれた。
 この計算式は、米カリフォルニア大の地球物理学者D・ソネット博士が90年代後半に考案。小さな地震のような前兆現象が一定量積み重なった時点で、大きな地震が発生するという考え方に基づいており、最近は株価予想などにも応用が試みられている。
 グループでは今後、他の地震に関しても同様の研究を進める。放医研の石川徹夫・主任研究員は「放射性物質の安全管理を目的に大気を測定している施設は全国各地にあり、この方式の信頼性が高まれば、こうした施設を地震の前兆をとらえる観測点として利用できる」と話している。

* 関連:Evidence of precursor phenomena in the Kobe earthquake obtained from atmospheric radon concentration (Applied Geochemistry Volume 21, Issue 6 , June 2006, Pages 1064-1072)
* 参考:兵庫県南部地震前の西宮市における地下水中ラドン濃度変動(五十嵐丈二)
    警報発生判定アルゴリズム(朝雲)

1月16日:New Method Provides Better Earthquake Warnings

 R. Slunga:sref.orgscholar.google.com
1月16日:活断層学会、9月発足へ 原発問題で提言も検討(共同)

 活断層を専門とする研究者らが「日本活断層学会」(仮称)を9月に発足させることが15日、分かった。この分野に限った学会は初。他分野や市民への働き掛けを通じ、学校などの公共施設や原発を活断層の上に造らないように提言することを検討するなど、大災害対策に積極的にかかわっていくとしている。
 発起人は、広島工業大の中田高教授(地形学)、名古屋大の鈴木康弘教授(地理学)ら。技術者や行政担当者、活断層が専門ではない地震研究者も含む数百人の参加を見込んでいる。
 従来も、活断層地図「日本の活断層」の編さんなどに当たる活断層研究会があったが、「社会的な働き掛けや教育、人材育成などを行う、別組織として」(中田教授)、新学会の設立が提案されたという。

1月15日:地震予知は「時期」課題=火山監視、弱体化に懸念-現行計画の中間評価・文科省審(時事)

 2004年度から5カ年の第2次地震予知新観測研究計画と第7次火山噴火予知計画について、文部科学省科学技術・学術審議会の測地学分科会は15日、中間評価報告書をまとめた。プレート境界で発生する大地震は基本原理の解明が進んだが、内陸地震の仕組みはモデル化が始まったばかりで、地震予知は「位置、規模、時期」の3要素のうち、時期の予測が課題とされた。
 一方、火山噴火予知については、04年の浅間山、昨年の桜島の噴火の兆候を事前にとらえたほか、三宅島の火山ガスを多様な新手法で観測し、島民避難の解除に貢献。しかし、国立の大学や研究機関の法人化に伴い、予算や人員が削減されており、火山監視能力のレベル維持は困難だと訴えている。

1月11日:EARTHQUAKE PRECURSORS – AN INTEGRATED APPROACH (ISTC)

* 関連:ISTC Annual Report 2005

1月9日:About work of a space vehicle ≪Kompas-2≫ (Roskosmos)

 順調みたい

1月9日:海底電磁感知方法;津波からの脱出に15分時間を稼げる(ノーボスチ)

 ロシア科学アカデミーO.Yu.シュミット記念地球物理学研究所地球物理部主任ミハイル・ゴッフベルト教授は、「全く新しい方法でこれらの現象を海底で記録できる独創的な津波事前予測技術を考え出した。[pdf]

* 関連:Ученые предлагают "выиграть" у цунами 10 минут (Novosti, 2006.12.26)

1月8日:Observation of the Earth and its Environment (eoPortal)

 Online Updated Version of "Earth Observation History of Technology Introduction" as of January 8, 2007
1月5日:PRESIDENT’S ADDRESS AT THE INAUGURATION OF CHILDREN'S SCIENCE CONGRESS, CHIDAMBARAM, TAMIL NADU (PIB)
6. In many places in our planet, we experience severe earthquakes resulting in loss of life, loss of wealth and in some cases it destroys the decades of progress made by the country and its valuable civilizational heritage. India has earthquake problems periodically in certain regions. During my recent visit abroad, I found serious research in Iceland, Ukraine and Russia by young scientists. It is essential India has to work on mission mode research for forecast the earthquake using multiple parameters using precursors such as pre-shock conditions, electromagnetic phenomena prior to final rupture and atmospheric and ionospheric anomalies.
* 関連:Earthquake Forecast and Electromagnetic Phenomena (RSB No 317, 36p)

1月3日:Seismo-electromagnetics gains intensity among Filipino and Japanese scientists (PCASTRD-DOST)
A new field called seismo-electromagnetics is currently making waves among Filipino and Japanese earth scientists who committed to pursue this new knowledge for gainful use. [image]
* 関連:5月23日:New method may predict earthquakes (Manila Bulletin Online)

Turk J Elec Engin, VOL.15, NO.1 2007

 A Critical Review on Electromagnetic Precursors and Earthquake Prediction

IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials (Vol. 127 (2007) , No. 1)

 Recent Progress and State of the Art of Seismo-Electromagnetics
 Katsumi Hattori and Masashi Hayakawa