3月5日、DuMAウエブサイトに房総半島沖スロースリップに関する特設ページを開設しました
1月7日、DuMAウエブサイトに能登半島地震に関する特設ページを開設しました
2024年1月1日、能登半島で震度7を観測する地震(マグニチュード7.6)が発生しました。この地域については、以下のように注意喚起を行っておりましたが、長尾年恭が最高科学責任者を務める東海大発のベンチャーとも位置づけられるDuMAでこの地震に関する情報発信を行っています。ぜひ以下のニュースレターをご覧くださいませ。
DuMAニュースレター1月1日号 号外
2023年5月5日、14:42頃、能登半島珠洲市で震度6強を観測する地震が発生しました。このマグニチュード6.3の地震は2020年以降、能登半島先端部で続いている群発地震活動で最大のものです。
心配なのは、今回の地震の西側に未破壊の領域が残っている事です。今後マグニチュード7クラスの地震が誘発される可能性が存在すると考えています。
地震予知・火山津波部門では予知研究を支援するために設立した東海大学発のベンチャーと位置づけられるDuMAから各種情報を提供しています。こちらも併せてご覧ください。
赤点が2020年までの地震。青点が2020年以降の地震です
2023年1月19日、長尾の指導教官であった上田誠也先生が他界されました。
2022年9月1日 ビジネス社から『巨大地震列島』を出版しました。文系向けの今までにない地震防災・減災の啓発本になったのではと考えています。
従来に無い内容・視点もかなり含んでいるのではと自負しています。特に関東大震災時の津波の話とか、墨田区の被服廠跡での焼死の原因について、従来は火災旋風が原因という事になっていましたが、これは結果であり、東京(首都圏)の地下には巨大な火種が存在(南関東ガス田)していた事が原因とも考えられる事がわかりました。
目次と「はじめに」です 正誤表
速報2022年3月16日深夜に東北沖で発生した地震について
3月16日、23時36分、宮城県・福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、複数の場所で震度6強を観測しました。ただ地震が発生した深さが60kmほどと比較的深いため、津波はそれほど心配する必要はありません。
地下天気図を配信している東海大学発ベンチャーと位置づけられるDuMAでは3月7日のニュースレターで、東北地方太平洋沖で地震活動静穏化が顕著になっている事から、以下のようにコメントさせて頂きました。
アウターライズ地震だけでなく、茨城県から福島県沖および岩手県から青森県沖にもかなり明瞭な地震活動静穏化領域が出現している事がわかりました。
茨城県、福島県、岩手県、青森県の沿岸地域でも今後、被害地震が発生する可能性が出てきたのかもしれません。
本地震に関連する速報を以下のファイルにまとめました。ダウンロードしてご覧になって頂ければ幸いです
2022年3月16日深夜に東北沖で発生した地震について
2021年10月7日深夜に首都圏で震度5強を観測した地震が発生しました
地震予知・火山津波研究部門では、予知に少しでも近づために、気象の天気概況に相当する「地下天気図」プロジェクトを推進しています。
情報は部門総括の長尾がCSOを務める地震予知研究を支援するために作られたDuMAからニュースレターとして配信しております。DuMAでは利益を大学の予知研究者に還元するため、月額220円で毎週ニュースレターを配信しています。
南関東には昨年8月以降、顕著な地震活動静穏化の異常が出現しており、それがほぼ消失したため、我々は南関東で地震発生の準備が整ったと考え、10月4日のニュースレターでその事について触れさせて頂きました。ここにニュースレターを特別に公開いたします。
2021年10月4日のDuMAニュースレター
地震予知研究の推進支援のため、ぜひDuMAニュースレターのご購読をお願いいたします。
以下に最新のアニメーションを掲載します。青い部分が静穏化の異常です。
次の図は地震活動静穏化が最も大きかった2021年2月の地下天気図と10月7日の地震の位置関係です。過去の経験則と整合的で、地震は静穏化異常の縁辺部で発生しました。
2021.2.14 2021年2月13日に発生し、震度6強を観測した福島県沖の地震
この地震に関するニュースを追加しました。2021年2月13日、23時8分頃、東北地方・福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を観測しました。幸い死者は出ていないようです。
もし、この規模の地震が日本以外で発生すれば、建物倒壊を含めて極めて大きな被害が出ていた事は確実です。東日本大震災のような超巨大地震では余震は10年どころか20年、30年と発生します。通常、最大余震は本震のマグニチュードより1程度小さいものが発生するというのが地震学での常識です。したがって東北地方でマグニチュード8程度の余震が発生する可能性は現在でも大きく残っているのです。
2020.10.18
神奈川の異臭騒ぎについて10月12日の週に大きな進展がありました。12日に横浜市で異臭物質の採取に成功し、ガソリンなどに含まれるイソペンタンやペンタンが通常の大気と比較して10倍以上の濃度で検出されたという報道がありました。
同時に木材などを燃やした時に発生するエチレンやアセチレンも通常の2倍以上の濃度で検出されたようです。
さらに10月14日には横須賀市でも異臭物質の採取に成功し、やはりイソペンタンやペンタン、そしてブタンが通常の7倍から14倍の濃度で検出されたという報道がなされました。
この事は、少なくとも10月12日と14日の異臭騒ぎの原因は青潮ではなかったと推察される結果です。
今後はこのような物質が自然界(地下)で発生しうるのか、さらにSNSなどを駆使して、異臭の空間・時間分布をより詳細にデータ収集する事が原因解明に役立つのではないでしょうか。
以下のサイトを更新し、異臭ではありませんが、ラドン等が前兆的に観測された事例等を追加しました。
https://www.duma.co.jp/post/_odor
2020.10.13
神奈川各地(横須賀、横浜、三浦半島)で異臭騒ぎが続いています。10月12日には横浜駅が一時閉鎖される騒ぎにもなりました。この異臭騒ぎの原因はまだ未解明ですが、部門長の同僚の東海大学海洋学部教授・山田吉彦氏によれば青潮の可能性が高いとの事です。
この青潮による仮説の追加説明を含め、現在相模湾周辺および神奈川県を中心とした地域では、異臭騒ぎとの関連は不明ですが、地震活動静穏化現象も発生しています。
現時点での仮説と、最新の地下天気図(アニメーション含む)を東海大学発ベンチャーで、部門長がCSO(最高科学責任者)を務めるDuMAのサイトに掲載しました。
https://www.duma.co.jp/post/_odor
こちらもぜひご覧いただければと思います。
地震予知・火山津波研究部門では、東日本大震災以降喧伝されるようになった「予知不可能論」を科学的根拠をもってこれは誤りであるという事を発信するため、「地下天気図プロジェクト」を開始しました。そして地下天気図を通じて今わかっている事を啓発するため、東海大学発のベンチャー(DuMA)を立ち上げ、「まぐまぐ」を通じて有料ニュースレターを発行し、その収益を短期・直前予知研究を実施している複数の大学の研究者に還元しております。
「三浦半島、横須賀市を中心とした今年3度目の異臭騒ぎについて」についてニュースのページを作成しました(2020年8月23日)
7月9日早朝、関東地方で緊急地震速報が流れました。この地震に関連する情報を7月6日付けのDuMAニュースレターで解説しておりました。
DuMAのウエブサイト
地下天気図プロジェクト
まぐまぐのサイト
2020年5月6日 コロナ渦を念頭においた複合災害についての記事を更新しました。
2019年9月5日, 静岡県立大学の楠城特任准教授を筆頭著者とする「熊本地震後に検出された日奈久断層における歪集中地域」論文について、上のリンクにこの論文の科学的意義や、出版に至った経緯をまとめました。ご一読をお願い致します。
織原義明特任准教授を筆頭著者とする深海魚出現と地震との関連性を統計的に検証した論文が米国地震学会詩に掲載されました(2019年6月26日))。
2019年3月,大阪北部地震に関する論文を公表しました。
長尾年恭・井筒潤,2018年6月に発生した大阪北部地震(M6.1)に先行した地震活動の静穏化異常, 東海大学海洋研究所・研究報告, 40, 18-24, 2019.
2018年12月25-26日、日本地震予知学会の学術講演会を東海大学高輪キャンパスにて開催しました。
2018年6月13日、地震予知・火山津波研究部門長の長尾年恭が、一般社団法人「日本地震予知学会」の会長に就任しました。
2018年6月18日、大阪で震度6弱を観測する地震がありました。
まず、この地震でお亡くなりになられた方に心よりお悔やみ申し上げます。
東海大学では、大阪を中心とする近畿圏で静穏化の異常が続いている事をDuMAニュースレターで報告してきましたが、これが静穏化に対応する地震であるかは微妙な所です。観測網の進歩により、震度計の数が昔の何百倍にもなっているのも大きな震度が出る原因です。
大阪は水の都であり、表層地盤が極めて悪いために震度6弱が複数地点で観測されたものと思います。マグニチュードは当初の5.9から6.1へ修正されました。この結果、地震のエネルギーは阪神大震災や熊本地震の約1/60程度の地震となりました。
下の図が2018年5月21日に配信したニュースレターで配信した地下天気図図となります。近畿地方に青色の大きな地震活動静穏化の異常が広がっていました。
地震の規模が静穏化の異常の大きさに比べて小さいため、上の近畿地方に広域に広がる異常に対応する地震としては、マグニチュードが小さすぎるかもしれません。今後も十二分の注意が必要です(6月19日06時)。
★DuMAとは、地震予知研究の推進のための東海大学発のベンチャーと位置づけられる会社です。月額216円で毎週ニュースレターを発行しています。利益は全国の地震予知研究を行っている大学に還元する事を目的として設立されました。また法人会員も募集しております。
★設立の趣旨に鑑み、官公庁の防災担当の皆様には無償でニュースレターを配信しています。
配信を希望される防災担当者の方は webmaster@ のあとに、sems-tokaiuniv.jp としてメールを頂戴できれば申込書をお送りします。
鴨川仁客員准教授の早期津波予測システムが毎日新聞で紹介されました。
鴨川仁客員准教授(東京学芸大学准教授)と中部電力の共同研究で開発された早期津波予測システムが、毎日新聞夕刊, The Mainichiおよび電力時事通信で紹介されました。本システムは、地震予知・火山津波研究部門内のサーバーで実証実験として現在も可動中です(6月13日)。
http://mainichi.jp/articles/20180420/k00/00e/040/264000c
https://mainichi.jp/english/articles/20180420/p2a/00m/0na/021000c
http://www.denjiji.co.jp/list?ye=2018
2018年4月9日午前1時32分、島根県西部を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生し、震度5強を記録しました。
この地震は2017年以降、陸域でただ一つ、マグニチュード6を越えた内陸直下型地震でした。
東海大学では、現在地下天気図プロジェクトを推進していますが、この地震の先行的な変動をとらえる事が出来たのではないかと考えています。
中国地方西部については、2017年6月19日のニュースレターで、北信越地域と山陰地方西部地域を「今後内陸での地震発生の可能性が高い地域」と推測していました。
地下天気図プロジェクトとは
地下天気図解析の一つの目的は、国が「30年で何パーセント」という、極めて長期的な予測しか示していない状況を少しでも改善する事です。我々はそれを「今後1ヶ月から1年」といった時間スケールまで狭めていきたいと考えています。
地下天気図プロジェクトのページに最近の成果等を追加しました。
2016年8月、中国・蘭州市で部門長が事務局長を務めるEMSEV2016が開催され、外国人研究者25名(フランス、アメリカ、インド、日本、イタリア、イギリス、カナダ、韓国、タジキスタン、ギリシャ、メキシコ、台湾)を含む、総勢130名以上が参加して地震・火山電磁気研究の国際会議が開催されました。なお次回の会議は2016年にイタリアで開催される事が決定しました。
2016年5月、台湾で開催された地震前兆現象研究の国際ワークショップに参加してきました。
この会議では熊本地震に先行した異常についても活発に議論がなされました。
プレジデントオンラインに地震予知関係の記事が掲載されました。16世紀に日本で発生した中央構造線沿いの連動地震や、日本の地震予知研究の問題点についても触れています(2016年5月)。http://president.jp/articles/-/17991
4月16日、熊本県でM7.3を記録する地震が発生しました。私共の東海大学農学部の学生も大きな被害を受けてしまい、痛惜に耐えません。被災された方に心よりお悔やみ・お見舞い申し上げます。今後阿蘇山をはじめとする、九州各地の火山の活動活発化が懸念されます。
4月16日、今後の活動推移仮説を含めた緊急のDuMAニュースレターを発行しました。
また東海大学ではDuMAニュースレターとして3月24日に以下のニュースレターを配信していました。
DuMANews 20160324 今回の情報は九州の情報です。九州大学から極めて珍しいコメントが発表されました。2005年3月に福岡県西方沖でマグニチュード7の地震が有史以来初めて
発生しました。この断層の延長上の断層は博多湾から福岡市直下を通過しています。そこで今回のニュースレターでは九州およびその周辺地域の状態を解析してみました。
詳しくは 以下のDuMAニュースレターをご覧ください。
http://www.sems-tokaiuniv.jp/DuMA/DuMAnews20160324.pdf
地震予知・火山津波研究部門のホームページへようこそ 上は阪神大震災前の地下天気図のアニメです
地下天気図の配信を開始しました(東海大学発ベンチャー DuMA)
5月より「まぐまぐ」を用いて、一般の方にDuMAニュースレターの配信を開始いたしましたhttp://www.mag2.com/m/0001672594.html
祥伝社から『地震前兆現象を科学する』を出版しました(2015年12月)
東海大学海洋研究所は目の前に駿河湾を擁する静岡県静岡市清水区(旧清水市)の三保半島に位置しています。目の前には富士山や伊豆半島が広がります。
海洋研究所のある東海大学清水校舎からの眺めです。