第23回SEMS研究会総会

23rd SEMS General Assembly Meeting

日 程:2009年5月22日(金)9:30-16:00
場 所:東京学芸大学小金井キャンパス 小金井クラブ1階ホール [map](芸術館となり)
申込先:SEMS研究会会長 東海大学 長尾年恭(nagao@scc.u-tokai.ac.jp まで御一報下さい)

1980年代より多種多様な観測から、電離圏おいて地震に伴うと思われる異常現象が報告されている。もし地震との因果関係が定量的に評価されれば予知研究に役立つであろう。しかし電離圏の異常と大地震の因果性をこれら解明の出発点となると思われる統計を用いて示すのは難しい。なぜならマグニチュード7以上の大地震は、全地球上で年間10〜20回程度発生しているが、定点地上観測で有意な統計結果を得られるイベントを観測するためには1000年単位の時間が必要となる。これに対し、衛星観測が一つの解決策となり得る。2004年6月、フランス国立宇宙研究センターの地震電磁気観測衛星:DEMETERは打上げに成功し、2010年まで運用が予定されている。2006年4月には、アメリカ・台湾共同のマイクロ衛星群:Formosat-3/COSMICが打上げられ、興味深い成果が出始めた。本総会においてこれらの2つの衛星の最近の成果について紹介をする。

09:30-10:15
M. Parrot (LPCE/CNRS, France)
Results from the DEMETER satellite

10:15-11:00
T. Onishi (LATMOS/IPSL, France) and J.J. Berthelier (LATMOS/IPSL)
Instrumental interferences in DEMETER observation and impacts on statistical studies

11:20-11:50
Y. Kakinami (National Central Univ., Taiwan), M. Kamogawa, J.Y. Liu and K.-I. Oyama
Comparison of Ne/Te around 600 km measured by various satellites
国立東京学芸大学付近の食事
13:30-14:15
J.J. Berthelier (LATMOS/IPSL), M. Kamogawa (Tokyo Gakugei Univ.) and T. Onishi (LATMOS/IPSL)
Investigation of DEMETER plasma and wave data for the Sichuan earthquake, method of analysis and initial results

14:15-15:00
J.Y. Liu (National Central Univ., Taiwan)
Some recent results of seismo-ionospheric precursors observed by the FORMOSAT-3/COSMIC

15:30-15:50 Member's Reports

16:00-18:00 Reception 20周年記念飯島会館1階(社会人4000円・学生2000円)
Catered by broom&bloomブルーム&ブルーム…武蔵小金井