メカニズムの解明
問題とする諸電磁気現象の発生メカニズムの解明のためには高封圧下での岩石破壊実験等が必要となります.こ
の実験では力学的なパラメータと電磁気学的なパラメータを同時測定しています.
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(実験結果の例) 稲田花崗岩の円柱試料を用い,封圧 20MPa,間隙圧 10MPa のもとで試料内の電流と水流を測定
しながら一定歪速度で軸方向に載荷し,岩石試料を破壊させました.応力がピークを越えた直後から,電流と水流が
流れ始める事が確認できました.体積歪データも考慮すると,破壊前にダイラタンシーが急速に成長し,間隙水の流動
が起こって,界面動電効果により電流が流れたものと解釈されます.
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