地震とは
なぜ地震が起るのか?
地震は地下における急激な断層運動です。地球の表面はいくつかのプレートに分かれており、それらのプレートは盛
んに動いています.その相対運動の結果として発生する急激な断層運動が地震なのです。
地震は大きく2グループに分類されます。その1つはプレート境界でおこるいわゆるプレート間地震 (震源の深さ
70km 程度まで) であり、もう1つはプレート内部で起こるいわゆるプレート内地震です。プレート内地震はさらに内陸型
地震 (深さ30km 程度まで) と、深さ 670km にもおよぶ深発地震に分類されます。
日本列島周辺には4つのプレートがあり、太平洋プレートとフィリピン海プレートが日本列島の下に沈み込んでいま
す.これら4つのプレートのせめぎあいで起こる地震は、実に世界の約地震の 10% にもなっているのです.
(日大・吉井先生の図より)
地震は日本を覆い隠すくらいどこでも起こっています。しかし、ほとんどの地震は太平洋沖合のプレート境界で発生す
るプレート間地震で、プレートの沈み込みに伴って震源が深くなっています。深100 km 以深の深発地震は,沈み込む
海洋プレート内で起きているものでその数は少ない。東北日本から日本海にかけてはプレートの沈み込み角度が浅い
ためロシア直下にまで震央が分布しますが、小笠原諸島付近では太平洋プレートが急激に沈み込んでいるため地震も
急激に深くなっています。
日本周辺でのマグニチュード6以上の地震分布図
丸印が震源を表し、赤・橙・黄・黄緑・緑・
青・紫の順に深度が増している。
(1926〜1998) (JMA)
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